目指す企業像はリクルート、D2C支援のエニーマインドグループがグロース市場に新規上場
エニーマインドグループ代表取締役CEOの十河宏輔氏(中央右)
Image by: FASHIONSNAP
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目指す企業像はリクルート、D2C支援のエニーマインドグループがグロース市場に新規上場
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D2C領域のビジネスを一貫支援するプラットフォームを提供するエニーマインドグループ(AnyMind Group)が東京証券取引所に承認され、3月29日にグロース市場に新規上場した。初値は公開価格と同値の1000円。終値は初値を上回る1009円だった。同日行われた上場記者会見には、同社代表取締役CEOの十河宏輔氏が登壇した。
エニーマインドグループは、「Make it exciting for everyone to do business.(誰もがビジネスに熱狂する世界を創る)」という起業目標を掲げ、2016年4月に十河氏が設立。アジア最大級のインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「エニータグ(AnyTag)」をはじめ、個人と生産工場を繋ぐクラウドものづくりプラットフォーム「AnyFactory」、個人・企業向けECサイト構築サービス「AnyShop」、D2C事業者向け物流管理プラットフォーム「AnyLogi」などをアジア・中東を中心に世界13市場19拠点で展開し、ブランドの生産からEC構築、マーケティング、物流までワンストップで支援している。
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同社は、昨年2月に東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されたと発表したが、3月にウクライナ情勢や株式市場の動向等諸般の事情を加味して上場を中止。同年11月にグロース市場への新規上場を再発表したが、翌月12月に「募集株式発行及び株式売出しについて確認すべき事項が発生がしたため」として再度上場を取り消していた。
記者会見に登壇した十河氏は、「3度目の正直」となった新規上場について「創業時からの目標の一つだったので、素直に嬉しい。上場は次のステップへのスタートラインだと考えているので、慢心することなく成長を続けていきたい」と話した。
今後は、東南アジアやインドといった成長著しいマーケットでのビジネス拡大に注力する方針。十河氏は「物流やECのマネジメントに関するシステムを豊富に所持しているので、クロスセルを行いながら利益を拡大していきたい。M&Aにも積極的に挑戦し、経営人材の確保を進めることで国内で言えば『リクルート』のような、グローバルで立ち位置を確立できる企業を目指していく」と目標を語った。
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