天然石などでできたプレートで顔を流れるように動かす「かっさ」美容が近年、欧米でも注目されているなかで、進化系「かっさ」ともいえるパナソニック株式会社の【バイタリフトかっさEH-SP85】が人気を集めている。
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美容賢者でもある田中みな実さんをブランドの広告ビジュアルに起用し、彼女の愛用するアイテムをマネして購入する「みな実買い」も起こっているという。もちろん、インフルエンサーのパワーだけでなく、その実力も折り紙付きで、美容メディアによる「ベストギア」を数々受賞している。そんな同製品について、開発秘話などを取材した。
独自開発“デュアルダイナミックEMS”とは?
「実は顔の筋肉には2つの特性があります。表情の癖などもあって、“使いすぎて固くなってしまう筋肉”と“あまり使わないで緩んでしまう筋肉”です」そう語るのは、パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティ国内マーケティング課の西條琴子さん。そんな西條さんが担当する「バイタリフトかっさ」は、かっさ形状のボディに表情筋を鍛えるEMSを搭載した家庭用美容機器だ。「この『バイタリフトかっさ』には“硬くなってしまう筋肉”と“緩んでしまった筋肉”のバランスをとるために、2つの波形を搭載しています。それがパナソニック独自開発の“デュアルダイナミックEMS”です」“デュアルダイナミックEMS”とは筋肉の収縮と弛緩を繰り返す5Hzと、収縮が持続する25Hzの2種類の波形を組み合わせ、引き上げながら動かす独自プログラム。緩急のある独自プログラムで、複雑な表情筋を効率的にトレーニングする[1]ことができる。
フェイス用のEMS機器においては、フェイスラインや首筋のカーブ、骨の凹凸など立体的な筋肉にしっかりと電極の面を当てることが難しい。そこで有効なのがかっさ形状である。
「かっさ形状のため顔にフィットする点はもちろん、商品ボディ自体も手にフィットするので肌に当てやすく、当て方や角度を調整できるのもメリットです」
同製品はかっさ美容の効果により、1回使うだけで「ハリ感」「フェイスラインの肌の引き締まり感」「化粧ノリのよさ」を実感できたというデータもある。
「夜のケアやお風呂でのケアだけでなく、専用ジェルの代わりにお持ちのスキンケアアイテム[2]とも合わせて使っていただけるので、朝のメイク前にケアをし、その後にメイクするという使い方もおすすめしています」
生活者が美容機器に求める費用対効果
EMSと聞いて想像するのはピリピリとした電流の刺激であるが、「バイタリフトかっさ」ではトントンとした筋肉の収縮を感じる。刺激の強さはレベル1~レベル6まであり、部位やお好みによって強さを選べるように設定されている。また、かっさ美容の効果により、1回の使用で効果を実感できる。その開発の過程には生活者の美容意識の変化があったという。「昨今、美容意識が高まった中で『家でも本格的なケアをしたい』というお声とともに『従来の美顔器だけではちょっと満足できない』というお声もあり、家庭用でありながら効果を実感いただける技術を搭載しました」家庭用美容機器全般が高性能になり、同時に値段も上がっているが、それでも生活者は確かな効果を求めており、購入の際には値段そのものだけでなく費用対効果で考える傾向にあるという。パナソニックは昨年、美容家電のブランドコンセプトを刷新。「テクノロジーで、確かな効果を。」を掲げた。高機能アドバンスドラインはまさにそれを体現するもので、【バイタリフト かっさ】のほか、ラジオ波美顔器の【バイタリフトRF】と光美顔器の【フォト ブライトショット】がラインナップされ、いずれも昨今のニーズを反映した高出力の機器となっている。
シリーズ使いとサブスクで生活者の美容を応援
「バイタリフトかっさ」は同社製品【スチーマー ナノケア】とのシリーズ使いも提案している。スチームを顔に当てながら防水仕様[3]のEMSかっさでリフトケア[4]ができ、同時にEMSの利用に必要な水分を補いながら使えるというメリットがある。またセット買いはハードルが高いというユーザーには、この2つの機器を定額利用できるサービスも用意された。月額3,650円(税込・初月無料)で自分の肌に合うかを試すことができるうえ、24カ月間利用すると2つの機器そのままが進呈される。また継続利用4カ月目と16カ月目には肌チェックサービスがあり、7カ月目には化粧水のプレゼントが用意されるなど、美肌を育てていくことを「体験」として実感できるサービスとなっている。こちらの利用者も順調に増えているということだ。
美容体験の価値をすべての人に
「美容はコツコツ続けることが大切」と語る西條さん。美容家電はいったん買ってしまうと続かないという面もあるなか、「バイタリフトかっさ」は引き出しにしまわずとも洗面台やリビングテーブルに出しておけるおしゃれなデザイン、お風呂でのケアを習慣化できる防水仕様、利用者のハードルをぐっと下げるサブスクサービスなど、いかに生活者の日常になじんでいけるかのこだわりを感じることができる。「今後も生活者のニーズに応える機能のアドバンスドラインを提供していきます。その一方で、まだパナソニックの美容機器を試したことのないお客さまにも日常的に取り入れてもらえるよう、さまざまなサービスや商品も検討していこうと思っております」パナソニックは最新のテクノロジーを搭載した美容「機器」を提供するだけでなく、すべての人に美容「体験」とその「価値」を今後も提供していくということだ。
[1] 電気刺激を筋肉に伝え、筋肉を収縮させること。
[2] 次の化粧品は使用しないでください。・オイル ・スクラブ系 ・ボディソープ ・温感効果のあるローション/マッサージジェル ・脂肪燃焼成分を含むローション/マッサージジェル
[3] (IPX7基準) 入浴中、水に浸かっている部分には使用しないでください。
[4] 引き上げるように動かすこと。
西條 琴子(さいじょう ことこ)
パナソニック株式会社
ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティ国内マーケティング課
2017年パナソニック株式会社入社。入社後は、洗濯機や美容家電の販売企画業務を経験。2022年よりフェイスケア商品のマーケティング担当として、パナソニックビューティブランドや商品のファンになってもらえるようなマーケティング施策を立案・推進している。
https://panasonic.jp/face/products/vitalift/EH-SP85.html
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