Image by: Tiffany & Co.
3月22日にアメリカ相手に決勝戦が行われ、日本が14年ぶり3度目の優勝に輝いた野球の世界大会「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(以下、WBC)」。決勝9回2アウトでの大谷翔平vs“現役最強打者”マイク・トラウト、準決勝メキシコ戦での村上宗隆の逆転サヨナラ打など、劇的な展開で優勝を勝ち取った日本代表「侍ジャパン」が手にした優勝トロフィーが、3月24日から東京ドーム内「野球殿堂博物館」で展示されている。会場にはトロフィーを一目見るべく多くの人が足を運び、最大300分待ちの状況となっている。
WBCの優勝トロフィーは、2006年の第1回大会から継続して「ティファニー(Tiffany & Co.)」が制作を担当。第5回となる今大会のトロフィーは、銀食器を制作するための工房で、約4ヶ月半をかけて職人の手作業で作られた。中央に配置されたボールを囲むようにスターリングシルバーと24Kゴールドで装飾したデザインとなっており、決勝戦の後に行われた表彰式では、大会MVPに選ばれた大谷がチームの中心でトロフィーを掲げた。
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東京ドーム内 野球殿堂博物館では、WBC優勝トロフィーのほか、侍ジャパンが戦った全7試合のサイン入りウイニングボールを展示。優勝トロフィーには、大谷、ダルビッシュ有ら優勝メンバーが手に取った際の指紋がくっきりと残っているという。
トロフィーの展示は、3月24日から開始した。3月24日は平日ということもあり、SNS上では30分〜1時間程度の待ち時間で入場できたとの投稿が見られたが、土日で来場者が急増。3月25日の12時30分時点で最大300分ほどの待ち時間とアナウンスされた。客足は週が明けてもさほど衰えず、3月27日の13時30分時点では240分待ちと発表されている。
会場の混雑を受け、野球殿堂博物館は3月25日にTwitterを更新。「トロフィー展示を行なっている殿堂ホールは、人の密集による熱気で蒸し暑くなっております。体温調節しやすい服装でご来館ください」など、来場者に注意を呼びかけた。野球殿堂博物館の担当者は、「当初想定していたよりもかなり多くの方が足を運んでくださっている。待ち時間が長くなるので、体調などに気をつけて鑑賞してほしい」と話している。
野球殿堂博物館での優勝トロフィーの展示は、3月28日までを予定。会期終了後は、プロ野球12球団の本拠地を巡るトロフィーツアーとして全国を巡回するとしている。
■「野球殿堂博物館」WBC優勝トロフィー展示
期間:2023年3月24日(金)〜2023年3月28日(火)
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