Image by: モリリン
繊維専門の商社モリリンが、3D CADや3Dアバターを活⽤したデジタルデータに基づく企画、⽣産、素材、販売促進の提案を総合的に⾏う研究チーム「エムスリー・ラボ(M3 LABO®)」を⽴ち上げた。これにより、アパレルの企画や⽣産における素材開発、データに基づいた着⼼地、シルエットの良い商品の開発、サンプル削減などを実施。DXを推進するという。
モリリンは、2018年にアパレルの企画や⽣産過程において3D CADを導⼊。デザインにあった素材やパターンを分析し、着⼼地の追求などを提案してきた。同社は今回、近年の3D技術発展による3Dサンプリング精度の向上に伴い、3D CAD導⼊企業の増加や⼈材育成の加速、効率化やロスの削減といった更なる効果が期待される状況を踏まえ、同研究チームを立ち上げたという。
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エムスリー・ラボは、⽇常⽣活やスポーツの動作検証、⽣産時のサンプル削減、動作やシーンに合わせた商品開発など、ブランドやターゲットに合わせた多様な活用方法を提案。3D CADの特徴の1つである「着圧検証」を採用し、体型に合わせたパターン修正を実施する。デジタル着⽤モデルである「体型アバター」は、平均体型データの活⽤やブランドオリジナルアバターの開発などもできる。
また同研究チームは、クリエイタープロジェクト「#フォーエー(#AAAA)アーティスト・クリエイターズ」との協業により、ECメタバース「メタストア」で3D ECストアをオープン。メタバース空間で洋服や雑貨の3Dデータの展示、販売を行っている。そのほか、織田ファッション専門学校との産学連携プロジェクトでは、メタバース上での展示会開催をサポート。3D CADのモデリストの養成を支援し、学⽣たちとともに、今後のファッション業界におけるデジタル活⽤の可能性を探っていくという。
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