アーティストやモデルとして活動する伊藤千晃が、女性の悩みに寄り添ったブレンド茶を展開する「芯身美茶」と共に開発したブレンド茶「フェム・チアーズ・ティー(Femme CHEERS tea)」を発表した。妊娠・出産をきっかけにフェムテック・フェムケアに出合い、日本フェムテック協会の認定資格を取るほど”本気”の伊藤自身の経験をもとに、睡眠や癒やし・リラックス、うるおいにフォーカスした3種類を開発。 4月13日にビープル(Biople)直営店とオンラインストアで発売する。伊藤のオフィシャルショップでは先行予約を受け付けている。
芯身美茶は「私の贅沢な美人習慣」をコンセプトに、さまざまな効果をもつハーブや果実、スパイスを加えて自然の力で毎日をサポートするためのブレンド茶を手がけている。伊藤自身もビープルが主宰する「ビープルフェス(BIOPLE FES)」で芯身美茶の製品に触れ、愛飲していることから、今回、共同開発することになった。
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フェム・チアーズ・ティーの名前は、伊藤のファンの愛称「チアーズ」と応援するという英語を掛け合わせたもの。また、3種類のブレンド茶の名前は伊藤がこれまでに発表した楽曲のタイトルを採用。共通して女性ホルモンのバランスを整え、PMS(月経前症候群)の症状を落ち着かせると言われているチェストベリーをブレンド。「うるおい」にフォーカスした「be yourselfー潤いブレンド」には、ビタミンCが豊富なローズヒップやハイビスカスに加えて、肌代謝を高めターンオーバーを促すシナモンなどを取り入れ、「happinessーリラックスブレンドー」はラベンダーとミントが香り、レモンバーベナで全体を整え、リラックスタイムにおすすめのさわやかな甘さに仕上げた。「真夜中の処方箋ースリープブレンドー」はカモミールのほか、鎮静系のハーブであるマジョラム、体を温めるクローブや甘草をブレンドし、穏やかな睡眠へと心身を落ち着かせる。炭酸水やミルク、フルーツなどと組み合わせて“味変”ができるのも特徴。いずれも10包入りで、価格は全て税込1980円。
伊藤は「ただ飲むだけじゃなくて、PMSや不眠など気分が落ち込むときでもわくわくできるようなお茶にしたいと思いました。こんな時に飲みたい、こういう悩みがあるという私のアイデアをもとに、芯身美茶さんのティーブレンダーであるKUNIKOさんが素敵なお茶を考えてくれました。華やかなお茶の色(視覚)、すっきりと飲みやすい味(味覚)、心地よい香り(嗅覚)、ほっとする温かさ(触感)、それから曲のタイトル(聴覚)という五感にじっくりと響くようなものが完成したと思います」と製品に込めた思いを述べた。
10代からAAAでのグループ活動をはじめ、アーティストとして活躍してきた伊藤は、当時の状況をこう振り返る。「フェムテックという言葉も考えもない時代で、PMSが辛かったり、月経中の体調不良があっても我慢してパフォーマンスするのが普通でした。みんなそうだから、お互いに励ましあったりして乗り越えたんです」。フェムテックやフェムケアについて触れ、特に吸水ショーツに感動を覚えたという。「生理中は激しい運動をするとどうしても気になってしまうし、デリケートゾーンの負担もありますが、吸水ショーツを知ったときは、『もっと早く出合いたかった!』と感激しました。それまでは存在を知らなかったから他に選択肢が無い状態だったんです」。こうした経験を踏まえて、現在は積極的に発信する。正しい知識を広めるとともに、共に仕事をするスタッフに対しても自身の本気を伝えるためにも、日本フェムテック協会の認定資格を取得。「フェムテック・フェムケアのアイテムについてまずは知ることができたら、選択肢を増やすことができますよね。今は後輩や自分と同じように悩んでいる人に、こんなものがあるよって伝えていくことで、無理に我慢をしなくてもいい、みんながもっと自分を愛せる環境ができていったらいいなと思っています」と語る。
妊娠・出産を機に、フェムテックだけでなく性教育にも力を入れる。5歳になる息子を持つ母として「どうしても男性に生理やPMSのことを知ってもらうことは難しいですよね。一番大事なのは、そういう話題がタブーではなく、恥ずかしがらずに話し合って然るべきものだって環境を作っていくことだと思うんです。だから、家庭では息子の前でも普通に隠さずに手洗いしたり、女性が成長するとどんな変化があって、辛かったりするんだよって普段通りのテンションで会話するようにしています。同世代のお母さんたちだけでなく、小中学生のお母さんたちも性教育をどうしたらいんだろう?って悩む方も多いと思います。早く始めることも良いことですが、いつからだって遅くはない。そういった情報をもっとシェアしていきたいですね」と語った。
今後もフェムテックアイテムの開発に積極的に取り組みたいとし、芯身美茶とのコラボも発売後の反響を見て前向きに考えたいとコメント。そのほかにも、「デリケートゾーン用のソープや保湿アイテムなども考えてみたいです。フェムテックのことはまだ知らない方も多いと思うので、ちょっと使ってみたいなとチャレンジしていただけるような、日常と距離感が近いものを作ってみたいですね」と意気込んだ。
■芯身美茶:公式サイト
伊藤千晃
Image by: FASHIONSNAP
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