ワタリウムがおくるアートな遊び場
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外苑前のワタリウム美術館にて、「プレイプレイアート展」を、3月19日(日)〜 7月23日(日)の期間で開催する。
本展では、ワタリウム美術館のコレクションより19人のアーティスト、さらにゲストアーティストとして小谷元彦を迎え、古代ギリシアから上野公園まで、作品約150点を広場の中の風景や人物に見立て展示する。
注目は、ゲストアーティスト小谷元彦の「Surf Angel(Provisional Monument 2)」。昨年、石巻の芸術祭「リボーンアート・フェスティバル2021-22」のために小谷が制作した全長6mの天使像だ。本作について小谷は「もう一つの世界や次元への乗り物を表す幾何学形態マカバの頭部をもつ天使は、サモトラケのニケの像と同じ服を着ています。バランスを取っているのか、それとも浮遊しているのか、無防備なほど両手を大きく十字方向に広げた姿には、さまざまな記号を重ねています」と解説している。
そして、その天使を出迎えるのが、ナムジュン・パイクのロボット「K-567」。1964年、パイクが制作した世界初のアートロボット「K-456」の娘として生まれたロボットである。一方で、ファブリス・イベールが制作した噴水「ベシーヌの人」は身体の11の穴から水を撒く。1991年にフランスの村ベシーヌで誕生して以来、未来の人間、地球外生物のようなこの噴水は、周囲に溶け込み、今や100体以上ものクローンやコピーが地球上に広がっている。
もちろん、他にもさまざまなアーティストのアートが至るところに飾られている。約4ヶ月間だけ“アートの遊び場”と化した外苑前のワタリウム美術館で、あなただけの衝撃を見つけに行こう。
■クレジット
画像2:小谷元彦 Surf Angel(Provisional Monument 2) 2022 photo by Keisuke Hirai
画像3:ファブリス・イベール ベシーヌの人 1988-1998 photo by Shuji Goto
画像4:ナムジュン・パイク ロボット K-567 1993
画像5:アンディ・ウォーホル フラワーズ 1970
画像6:ソル・ルウィット ピラミッド 1986
画像7:アレクサンドル・ロトチェンコ らっぱを吹くピオネール 1930
画像8:ニキ・ド・サン=ファール + ジャン・ティンゲリー 鉄の台座の上で踊っている小さなナナ 1981 photo by Noriaki Imai
■概要
プレイプレイアート展
開催期間:3月19日(日)〜 7月23日(日)
営業時間:11:00-19:00
開催場所:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
電話番号:03-3402-3001
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
ワタリウム美術館のすぐ近くには、世界各地の朝ごはんと文化を紹介する「WORLD BREAKFAST ALLDAY」が。今月はフィンランドの朝ごはんを提供しています。ランチ・ディナー営業も行っているので、展示を見に行く前後の食事におすすめです。
Text:Arisa Watanabe
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