NFTは美術史に新たな歴史を作るのか
ADVERTISING
(2023/03/13)
表参道のGYRE GALLERYでは、NFTをテーマにした『超複製技術時代の芸術:NFTはアートの何を変えるのか?ー分有、アウラ、超国家的権力ー』 展を、3月24日(金)〜5月21日(日)の期間で開催する。
この展覧会では、NFT(偽造・改竄不可能なデジタル証明書)を用いた芸術的実験に焦点を当て、「分有」「シミュラクラのアウラ」「超国家的権力」という3章構成で作品を紹介する。それぞれの主題は、「所有・契約」「制作」「展示」。作品の前提条件とも呼応し、20世紀の美術史に連なるものとして、2014年以降の約10年間に制作されたNFTアートを位置付ける。
2020年代の始まりに起きた空前のNFTアートバブル。しかし、NFTは芸術を投機的な金融商品に変えるものに過ぎないのだろうか? あるいは、既存の社会や芸術のルールを破壊し、表現の解放をもたらし、新たな歴史を描き出すものになり得るのだろうか? オンラインとオフラインで展開される本展覧会と関連出版物は、NFTが生み出す新しい意味と価値のシステムについての問題を提起し、未曾有の情報環境において現代のアーティストが果たす役割を検証・再定義する。そして、私たちの生活の現実と、そこから形作られる精神と文化に、仮想空間が及ぼす影響について模索する。
参加するアーティストは、個展「Treasures From the Wreck of the Unbelievable」で330億円以上の売り上げを出し話題となったダミアン・ハーストや、インターネット・アートの代表的作家、ラファエル・ローゼンダール、そして、アート、サイエンス、テクノロジーと、自然界の交差点を模索する学際的集団チームラボなど、そうそうたる顔ぶれが揃っている。
表参道の“最先端”が集まるGYREで、時代の先を行くNFTアートを学びに行こう。
■クレジット
画像1:Damien Hirst,The Currency,2021,courtesy of the artist
画像2:Lu Yang,DOKU Heaven,2022,courtesy of the artist
画像3:Lu Yang,DOKU Hell,2022,courtesy of the artist
画像4:高尾俊介,Generativemasks,2021,courtesy of the artist
画像5:チームラボ,Matter is Void,©︎teamLab, coutesy Pece Gallery
画像6:森万里子,NFT/Eternal Mass,2022,courtesy of the artist
画像7:Rafaël Rozendaal Center,2022,courtesy of the artist
■概要
『超複製技術時代の芸術:NFTはアートの何を変えるのか?ー分有、アウラ、超国家的権力ー』 展
開催期間:3月24日(金)〜5月21日(日)
営業時間:11:00-20:00
開催場所:GYRE GALLERY
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
表参道・原宿エリアのランチを紹介する「オモハランチ」では、GYREのGYRE.FOOD uniや、道路を挟んで向かいの表参道ヒルズにあるSHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋など、リーズナブルに楽しめるカフェ・レストランを多数特集しています。ランチに迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
Text:Arisa Watanabe
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【OMOHARAREAL】の過去記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境