「コッキ(KHOKI)」が、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 A/W」でブランド初のランウェイショーを開催した。
コッキは、様々なファッションブランドで経験を積んだメンバーによって2019年に設立。設立当初から「人の手が見えるモノづくり」をコンセプトに掲げ、多様な文化と伝統的技法を組み合わせる事によって生まれるモダンな雰囲気をまとったアイテムを展開している。2022年に、ファッションアワード「第8回 TOKYO FASHION AWARD」を受賞したことで、初のランウェイショー開催に至った。
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ランウェイショーの舞台は、渋谷ヒカリエのホールA。会場を大きなカーテンによって複数のエリアに区切り、くねくねと曲線状に配置された観客の間を新作をまとったモデルが歩いた。
コレクションテーマは設けずに活動している同ブランドだが、2023年秋冬シーズンではショーのテーマとして「ファンタジー」を設定。ショーの最中は鳥のさえずりや大きな足音、不気味な笑い声などをBGMに採用し、空想の世界を表現した。デザインチームの1人は「初めてのランウェイショーなので祭りのように盛り上げつつ、ダークでロマンティックかつノスタルジックな演出にしたかった」と語った。
Image by: KHOKI
コレクションでは、ブランドのアイコンである「アメリカンキルト」を用いたベストやブルゾン、レザージャケットのほか、ファイヤーマンコートから着想を得たアウター、ギャザーを作ることで立体的な表情を持たせたジャケットとパンツのセットアップなどを展開。後半では「魔法使い」や「エルフ」、「プリンセス」など具体的なイメージを持たせて製作したクリノリンスカートや甲冑などのショーピースも披露した。
Image by: KHOKI
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