「ロールス・ロイス(Rolls-Royce)」が、オートクチュールデザイナー イリス・ヴァン・ヘルぺン(Iris Van Herpen)とコラボレーションしたビスポークモデル「ファントム・シントピア(Phantom Syntopia)」を発表した。特定の顧客のためにデザインされた一台限りの限定車となっている。
ファントム・シントピアは、6000万円を超える高級モデル「ファントム・エクステンデッド」をベースにしたもので、4年間の開発期間を費やした。車名はヘルペンが2018年に発表したコレクションに由来しており、彫刻的で動くたびに生き生きとした表情を見せる衣服からインスピレーションを得て、「ウィービング・ウォーター(水のうねり)」をテーマにした美しいデザインに仕上げた。
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インテリアの一部はロールス・ロイスの職人とヘルペンのチームメンバーが共同で手掛け、残りの部分はヘルペンがアムステルダムに構えているアトリエでオートクチュール コレクションとともに製作。頭上に広がるウィービング・ウォーター・スターライト・ヘッドライナーは同社で最も精巧に作られたもので、1000枚以上の皮革から厳選した一枚皮を用いたほか、グラスオーガンジーでつくられた162枚の繊細な花びらをあしらった。また、同社初の車向けのフレグランスビスポークを導入。シダーウッドやレザーをベースに用いたノートに、パタゴニア産のローズやマイルドなレモンなどを掛け合わせた香りとなっている。
このほか、ファントム・シントピアの購入者にはヘルペンが一点物のオートクチュールドレスを制作。完成には約6ヶ月を見込んでいる。
■ファントム・シントピア:特設サイト
ファントム・シントピア
Image by: ロールス・ロイス・モーター・カーズ
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