「プラダ」と「ミュウミュウ」好調 2022年12月期のグループ売上高が2桁成長
再生ナイロンを使用したコレクション「Prada Re-Nylon」の商品(2020年9月撮影)
Image by: FASHIONSNAP
再生ナイロンを使用したコレクション「Prada Re-Nylon」の商品(2020年9月撮影)
Image by: FASHIONSNAP
「プラダ」と「ミュウミュウ」好調 2022年12月期のグループ売上高が2桁成長
再生ナイロンを使用したコレクション「Prada Re-Nylon」の商品(2020年9月撮影)
Image by: FASHIONSNAP
プラダグループが、2022年12月期通期の決算を発表した。ヨーロッパでの売上好調を受けて、為替の変動を考慮した売上高は、前年比21%増の42億100万ユーロ(約6070億円)を記録。海外媒体が報じたアナリストによる予想売上高の40億4000万ユーロ(約5820億円)を上回り、少なくとも直近10年では過去最高の売上高となった。
純利益は前年比58%増の4億6500万ユーロ(約670億円)。ブランド別では「プラダ(PRADA)」と「ミュウミュウ(MIU MIU)」の売上が好調で、ファッション商品の検索エンジン「リスト(Lyst)」が発表した2022年第4四半期版の注目のブランドリストではそれぞれ1位と4位に輝いた。
ADVERTISING
地域別では、ヨーロッパでの売上高が前年比63%増の11億8700万ユーロ(約1700億円)に到達。各国の自国内での販売に加えて、観光客による購買が売上の好調を後押しした。アメリカの売上高は前年比22%増の7億8200万ユーロ(約1130億円)で、日本が前年比31%増の3億6900万ユーロ(約530億円)、中東が前年比23%増の1億6700万ユーロ(約240億円)を記録。各地域で前年から売上高を伸長させている一方で、日本を除くアジア太平洋地域の売上高は、中国のロックダウンの影響により前年比2%減の12億3200万ユーロ(約1780億円)となった。
同グループでは、今年初めにイタリアの大手アイウェアメーカー「ルックスオティカ(Luxottica)」の前会長であるアンドレア・グエラ(Andrea Guerra)氏が新たな最高経営責任者に就任。グエラ氏は、2022年12月期通期の業績を受けて「私は成長を遂げているタイミングでプラダグループに加入することができました。収益は、2023年も引き続き堅調に推移すると予想しています」とコメントした。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境