カネボウ化粧品の「カネボウ(KANEBO)」が、パッケージをすべて紙で作り「モノマテリアル・パッケージ」を叶えたアイシャドウ「カネボウ ブライトフィーチャーボックス」(税込4070円)を5月12日に数量限定で発売する。
新製品は、アイシャドウを充填する皿から、内箱、外箱にいたるまですべてのパーツにFSC認証の紙を採用。通常は金皿やプラスチック製が多い充填皿は、形状や寸法を保つのが難しく、充填の製造過程で扱いが困難な素材だが、今回は紙皿の開発をアイシャドウの処方と同時に進めることで品質を保ちながら安定して製造できる方法を導き出したという。また、外箱に使う紙は縁をV字にカットすることで強度とエッジの美しさを両立し、温かみのある紙の質感とシャープな高級感を叶えた。カネボウ化粧品担当の伊藤永味子氏は、「持続可能性の高いマテリアルへの注目度は高まっている中で、化粧品においては技術や品質に加えて『高揚感』や『特別感』も非常に重要。パッケージをすべて紙だけで作るという挑戦には、素材を使う以上に美しいものに昇華させる必要があり、工場と何度も試作を繰り返した」と開発を振り返った。
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アイシャドウには「トリプレットブリリアント処方」を採用。輝きのある発色を叶える「パールセントピグメント(パール顔料)」、顔料同士、肌、容器との密着性を高める「高密着ジェル成分」、その高密着ジェル成分が形成する塗膜をやわらかくする「スムージング成分」の3種類を組み合わせ、同社史上最高量のパールピグメントを配合し、煌びやかな輝きと肌への密着性を叶えた。また、パールのカラーと底色のバランスを調整することでチークやアイラインとしても使える発色に仕上げた。
5種を揃え、「EX1 It's never too late to change yourself」はホワイトパールから青や緑、赤と反射によって多色に輝くイノセントなオーロラカラーで、「EX2 Have faith in yourself」はクールな青と濃密な紫がアンビバレントな輝きで魅了するバイオレット、「EX3 Only you can play the leading role」は深紅を忍ばせたブロンズに大粒のゴールドが輝く。「EX4 Pursue your passion」は深く濃度の高いレッドにメタリック感を加え、インパクトのある目元を叶える。「EX5 Every night comes to an end」はほのかに霞むような艶めきのあるローズがセンシュアルな印象を演出。各色の名前には、希望のパワーを感じさせる、色と輝きのストーリーを込めたという。
カネボウは2016年に同社の化粧品事業80年を迎えるにあたり、これまでの技術と知見を結集したブランドとして社名を冠にし誕生。2020年春コレクションから新ブランドメッセージ「I HOPE.」を掲げ、多様性や個性を尊重する時代に合わせてジェンダーインクルーシブな視点を取り入れてリブランディングした。花王グループが進める「パーパスドリブンなブランド作り」をけん引し、ポジティブなメッセージを体現したアイテムの数々によって“黒KANEBO”の愛称で徐々にファンを獲得。2022年9月に発売したファンデーション「カネボウ ライブリースキン ウェア」は、“素肌に化ける”仕上がりで支持され、さまざまなベストコスメを受賞。ブランドの2022年度における国内売上は前年比30%強の増加で、リブランディング前、コロナ前の2019年度との比較では30%弱の増加と順調な成長を見せている。
■カネボウ:公式サイト
「カネボウ ブライトフィーチャーボックス」ヴィジュアル
Image by: KANEBO
EX1 It's never too late to change yourself
EX1 It's never too late to change yourself
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EX2 Have faith in yourself
EX2 Have faith in yourself
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EX3 Only you can play the leading role
EX3 Only you can play the leading role
EX3 Only you can play the leading role
EX4 Pursue your passion
EX4 Pursue your passion
EX4 Pursue your passion
EX5 Every night comes to an end
EX5 Every night comes to an end
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伊藤永味子(花王 化粧品事業部門 商品事業開発センター メイクアップ商品開発部)
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