森川拓野の「ターク(TAAKK)」が好調だ。2022年の売上は、前年比150%と伸長。2023年秋冬シーズンはロンドンの百貨店「セルフリッジ(SELFRIDGES)」など、海外だけで新規約10社と卸売の契約締結に向けて話を進めているという。
タークは、2017年にTOKYO FASHION AWARD受賞をきっかけにパリに進出。2020年にはPRIZE OF TOKYOを受賞し、パリでプレゼンテーションを初開催した。2021年秋冬シーズンから「ジル サンダー(JIL SANDER)」や「ロエベ(LOEWE)」などを担当するパリのPRエージェンシー「カーラオット(Karla Otto)」と契約。同シーズンからパリファッションウィークのオンスケジュールでショーを継続的に開催しており、その効果もあって販路は右肩上がりに推移している。2023年春夏時点で、国内38社、海外15社に卸売を行っている。
ADVERTISING
2023年秋冬コレクション (image by TAAKK)
好調の背景には、ブランド立ち上げ当初からブレずに続けるファブリックの開発にある。異素材同士を、織りによって切り替えるテキスタイルや複雑なジャカードで仕上げた絵画のようなデニム地など、唯一無二のオリジナル生地は、国内外のバイヤーから好評を得ている。
また2023年春夏シーズンからは、ウィメンズラインをスタート。この春からTOKYO BASEなどで販売を開始したばかりだか、堅実に売上を伸ばしているという。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境
HAKATA NEWYORK PARIS