長期休館を告知するメインビジュアル
Image by: 三菱一号館美術館
三菱一号館美術館が、設備入替および建物メンテナンスのため、4月10日から2024年秋まで全館休館すると発表した。休館期間中の今年5月中旬からは、美術館のロゴをデザインしたデザイナー服部一成による大型の仮囲い装飾を設置する予定。
三菱一号館美術館は、1894年に丸の内初として創建された三菱一号館が前身。その後、老朽化により解体された同ビルを可能な限り忠実に復元し、2010年に三菱一号館美術館として開館した。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)の仕事に焦点を当てた回顧展「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode」をはじめ、「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン」展、モネやピカソなど近代美術をテーマにした「フィリップス・コレクション展」を含め、40本の展覧会を開催してきた。休館前最後の展覧会として、2月25日から4月9日まで「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」を開催する。
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今回の修繕工事では、空調設備の入替や全館LED照明にするほか、予防保全のために建物メンテナンスを行う。服部一成による大型の仮囲い装飾には、同館のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック作品をモチーフに、全28作品をコラージュするという。高さは14.4m、総面積約1250平方メートルを予定。
また、長期休館を告知するメインヴィジュアルは、グラフィックデザイナーの中村至男が制作。丸の内パークビル・丸の内ブリックスクエア街区、丸の内エリア外の駅看板、美術館ウェブサイトおよびSNS告知に使用する。
長期休館を告知するメインビジュアル
Image by: 三菱一号館美術館
Image by: 三菱一号館美術館
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