人気アイテム「ワンダー セラミド モチトナー」
Image by: 伊藤忠商事
伊藤忠商事が、韓国のコスメブランド「トニーモリー(TONYMOLY)」の日本市場における独占販売権を取得した。ビューティやヘルスケア領域を中心にマーケティングDXサービスなどを手掛けるピアラおよび、同社のサポート業務を担っているP2Cと提携し、3月から製品を展開する。
トニーモリーは、2006年に創業者Bae Hae Dongが韓国で設立。スキンケアやメイクアップ、ヘア&ボディケア製品を展開する総合化粧品ブランドとして知られている。「ワンダー セラミド モチトナー」や「フローリア ニュートラ エナジー 100時間クリーム」といった高品質で手ごろな価格帯のアイテムが人気を集め、フルーツや動物をモチーフにしたユニークなパッケージで韓国のコスメブームをけん引している。小売、卸売、ECの3つの柱のもと、50ヶ国で350店を越える小売店舗を展開しており、2022年度の売上高は小売上代ベースで約120億円となっている。
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伊藤忠商事はこれまでに、ファッション業界におけるインポートビジネスやブランディング・マーケティングといったブランドビジネスに関するノウハウを蓄積。今後はそれらを成長市場であるコスメやビューティ領域へと展開していく考えで、2022年3月には韓国コスメブランド「ジョンセンムル」の独占販売契約を締結し、国内で約400店舗に展開している。また、中期経営計画の基本方針では「マーケットインによる事業変革」を掲げ、日々変化する消費者のニーズにマッチした新たなビジネス構築にも注力。アジア全般で韓国カルチャーへの注目度が高まる中で、トニーモリーへの消費者ニーズを感じ取れたことから、取り扱いを決めたとしている。
今後は、伊藤忠商事独自のマーケットインの視点やブランドビジネスに対する幅広い知見およびネットワークを、ピアラとP2C社が有するマーケティング支援やEC事業におけるデータやノウハウと掛け合わせ、トニーモリーの更なるブランド価値の向上に取り組む。また、韓国コスメのニーズ拡大を追い風に、日本未展開製品を含むアイテムの販売を加速させ、3年後に小売上代ベースで100億円規模のビジネスに成長させていきたいとしている。
■トニーモリー:公式インスタグラム
人気アイテム「ワンダー セラミド モチトナー」
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