マーク・オディべのデザイン画
「ミラ・ショーン(Mila Schön)」が、フェンディ創業家出身で営業部門を率いていたグイド・フェンディ(Guido Fendi)が出資する新会社コフェド(COFEDO)とマスターライセンス契約を締結した。また、クリエイティブディレクターには「エルメス(HERMÈS)」「プラダ(PRADA)」などで経験を積んだフランス人デザイナーのマーク・オディべ(Marc Audibet)を起用。2023-24年秋冬シーズンを皮切りに、3年後の売上倍増を目指し、世界での販売を進める。
ミラ・ショーンは1958年にオートクチュールブランドから始まり、1965年にフィレンツェのピッティ宮殿で発表したコレクションで世界デビュー。伊藤忠商事は全世界における商標権を保有しており、日本では同社傘下のコロネットが運営している。コフェドとの締結により今後は全世界で販売を加速させる。
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新たな販売戦略として既存の高感度専門店やセレクトショップに加え、欧州や北米、アジア、中東などでの百貨店展開を視野に入れ、中長期的に日本を除くグローバルで上代2億ユーロ規模にする計画だという。また、香水やサングラス、メンズウェアなどの商品開発に力を入れ、幅広い層にアプローチする。
クリエイティブディレクターに就任したマーク・オディべによる初のコレクションは、2月20日に開催されるミラノコレクションで発表する。約100型のウェアや鞄、靴などの雑貨で構成し、創業者マダムミラショーンのスタイルを現代に落とし込んだコレクションを披露するという。
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