資生堂が2022年12月期の連結業績利益予想を上方修正した。コア営業利益が510億円(修正前400億円)、親会社の所有者に帰属する当期利益が340億円(同255億円)を見込む。売上高は1兆670億円(同1兆700億円)と下方修正となった。
同社は、2022年下期の戦略として、ブランド価値の強化のためのマーケティングおよびイノベーションに対し50億、人材資本のための社員エンゲージメント向上に対し50億、合わせて100億円の投資を行うとし、2011年8月に通期の連結業績予想を下方修正していた。今回、各地域での積極的なマーケティング活動や緩急のある費用コントロール、構造改革効果、為替影響等が中国や日本での落ち込みや戦略的追加投資を吸収して、コア営業利益が前回予想を上回る見込みであることから、利益の上方修正となった。売上高は中国および日本では想定を下回る一方、その他の地域事業が好調で円安による為替換算差の影響もあることから、概ね前回通りを見込む。
ADVERTISING
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境
HAKATA NEWYORK PARIS