コーセーが2022年12月期の連結業績予想を上方修正した。日本の百貨店および化粧品専門店が好調に推移したことなどで、売上高は2891億円(修正前2830億円)を、全体的なコストコントロールにより営業利益が221億円(同165億円)、経営利益が283億円(同226億円)、親会社株主に帰属する当期純利益が187億円(同165億円)を見込む。
同社は2022年11月に、韓国の大幅減収や原材料価格の高騰などによる原価率の高止まりを想定し、売上高および営業利益の予想を下方修正した。その後、日本の百貨店、専門店が好調で市場全体が回復基調にあることや、「タルト(tarte)」のホリデー商戦が好調に推移したことから、今回の売上高の上方修正となった。また利益についてもコストコントロールのほか、原価率の上昇を抑制したことなどで上方に修正した。
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