Image by: 豊島
豊島が、東南アジアに自生する植物カポックから採取した繊維と、トウモロコシやサトウキビのデンプンから作られるバイオマス原料のPLAをブレンドした100%植物由来の素材「ポラック(POLAK)」を独自開発した。同素材を採用した商品は、「アーバンリサーチ ドアーズ(URBAN RESEARCH DOORS)」で2月に発売する予定だという。
東南アジアではカポックの木々が多く自生するが繊維への加工が難しく、繊維製品への開発が進まず商業化に至らなかったため、長らく廃材同様に扱われていた。しかし、近年カポックをポリエステルとブレンドして繊維へ加工する技術が発達。今回豊島はカポックをPLAとブレンドし、素材開発に成功した。
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新素材は、カポックが持つ綿の8分の1の軽さという軽量性や、寒い時に湿気を吸って発熱する吸湿発熱、暑い時に湿気を放出し涼しく快適にする吸放湿性といった特徴があり、中綿材としてアパレル製品や、寝具などにも使用可能。石油や動物由来の繊維に比べて環境への負荷が少なく、大規模栽培や森林伐採が不要なため、循環型社会への貢献も期待できるという。豊島は今後、サステナビリティと機能性を両立した素材として、アパレル製品以外にも土木関係の土壌改良シートなどの資材、手芸用の資材、寝具など、様々な場面でのポラック採用を目指す。
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