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「リーボック(Reebok)」がアパレルラインをリブランディングし、リブランディング後初となる2023年秋冬コレクションを公開した。ファッション性と機能性を組み合わせたスポーツブランドを目指し、アパレルの更なる強化を目指す。
リーボックは2006年から「アディダス(adidas)」の傘下でブランド運営をしていたが、2021年に米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group)が買収。2022年5月には、伊藤忠商事がリーボック商品の国内販売権およびライセンス権を取得した。その後、カイタックファミリーが同ブランドアパレルラインの国内サブライセンス権を取得したのをきっかけに、リブランディングに着手した。
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メンズ・ユニセックスラインのアイテム
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担当者は、リブランディング前のリーボックアパレルについて「スポーツ要素が強く、ファッション性に乏しかった」と分析。低価格でロゴを全面に打ち出したアイテムが多かったことから「ファッションアイテムとしての認知が低かった」と話す。
リブランディング後は、メンズ・ユニセックスラインとウィメンズラインの2つで構成される。メンズ・ユニセックスラインは、1980年代の古着や韓国ファッションから着想を得てデザインし、鮮やかなカラーパレットを採用。ウィメンズラインはニュアンスカラーを取り入れ、モダンな印象に仕上げた。また、メンズ・ユニセックスラインがストリートテイストを意識してオーバーシルエットを用いたのに対し、ウィメンズラインは機能性を意識しタイトなシルエットを採用した。2023年秋冬コレクションでは、アウターやスウェット、カットソーなど全71型をラインナップする。カイタックファミリーでは自社独自の機能素材の開発を進めており、2024年春夏コレクションで正式に採用する見通しだという。
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販路としては、これまでと同様にスポーツ用品店や量販店のほか、セレクトショップへの卸売も視野に入れており、アプローチを行う。価格は、従来と比べ全体的にやや引き上げる方針で、担当者は「商品価格とクオリティを引き上げて、まずはファッションアイテムとして認知してもらえるようにする。ファッションに関心が強い客層をキャッチするため、今後もアパレルラインの強化を進めていく」と語った。
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