豊島が、日本国内で初めて米アビエントプロテクティブマテリアルズ(以下、アビエント社)から「Dyneema® Premium Manufacturing Partner(以下、PMP)」の認定を取得したと発表した。アビエント社が扱う高強度超高分子量ポリエチレン繊維 ダイニーマ(Dyneema®)を用いた繊維や生地をアパレル製品、生活資材、工業製品などといった幅広い分野に導入していく。
アビエント社はアメリカに本社を構える材料ソリューションの大手プロバイダーで、特殊な高分子材料や着色剤、添加剤などを扱っている。2022年9月に、オランダの大手化学メーカーRoyal DSMからダイニーマブランドを含むDSMの保護材料事業を買収した。
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PMPは、ダイニーマの繊維と生地の品質や加工ノウハウに関する特定の基準を満たした企業に付与。ダイニーマは鉄の15倍の強度や水に浮く軽量さに加えて、高い耐切創性、耐摩擦性、耐薬品性、紫外線耐性といった機能を備えている。また豊島が扱うダイニーマの原糸は、材木・パルプ業界の廃棄物を原料に使用しており、持続可能な原料に付与されるグローバル認証「International Sustainability & Carbon Certification」を取得している。豊島の担当者は、PMPを取得したことを受けて「既存事業領域だけではなく、アビエント社と連携を取りながら、国内外の幅広い用途にダイニーマを導入していきます」とコメントしている。
■豊島:公式サイト
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