【2022年ベストバイ】奈良裕也が今年買って良かったモノ

M A S U チャップス

F：続いても東京の若手ブランドですね。こちらは「エムエーエスユー（M A S U）」のチャップスです。

奈良：初めて買ったエムエーエスユーのアイテムなんですが、前からすごくいいなと思っていました。2023年春夏のマイケル・ジャクソンをイメージしたコレクションも印象的でした。世界観もはっきりしているし、定番のポップコーン加工のブルゾンも購入するのを迷いました。

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FASHION注目コレクション

F：しかし、攻めたレイヤードアイテムですね。

奈良：「ジェレミー スコット（JEREMY SCOTT）」や「ラブラット（LABRAT）」などこういうレイヤードするパンツをいくつか持っていて、気に入っていたんです。これは着るとシルエットがとても良くて。単品で見るとびっくりしちゃうかもしれませんが、中にデニムを重ねると可愛いんですよ。

F：どこで購入したんですか？

奈良：こちらもバレンシアガと同様に、アデライデで購入しました。

F：アデライデは先日30+1周年を迎えて、リニューアルパーティーも行われていましたね。

奈良： 僕が若い頃に死ぬほどお金を落としたお店で。スーパー上顧客でした（笑）。今も行くと、（ディレクターの長谷川）左希子に昔の買い物の話をつっこまれます。

both ブーツ

F：こちらはパリを拠点にするシューズブランド「ボース（both）」の厚底ラバーブーツですね。

奈良：今年の2月に購入して、年中ずっと履きましたね。スーツにも、ハーフパンツにも何にでも合わせやすいのと、履き心地もとてもよくて、すでに2足目を狙っています。

F：最近履いているシューズの傾向はありますか？

奈良：ブーツもスニーカーもボリュームのあるものを買っていますね。身長が高くないので、足元にボリュームを持っていくとバランスがいいんです。

秋元梢 ハンドメイド アクセサリー

F：最後は秋元梢さんによるハンドメイドのネックレスですね。

奈良：梢とプライベートで一緒に食事をしていたときに、「かわいいネックレスだね」って言ったら、「あげるよ」とくれて。普段からハンドメイドでアクセサリーを作っていることは知っていたんですが、そうしたら今年の夏にセレクトショップの「グレイト（G8）」のイベントで、梢のアクセサリーが限定販売されることになり、そこで買い足しました。

F：奈良さんは友人のブランドを身につけていることも多いですね。

奈良：友達がいいものを作っているので、必然的に増えていますね。ただ友達がブランドをやっていても、本当に素敵だと思わないと身に着けはしませんが（笑）。

F：梢さんとの交友関係も長いんですか？

奈良：はい。梢が10代の頃から知っていて、仕事でもご一緒する機会が多いです。雑誌「ヴィヴィ（ViVi）」で「奈良劇場」という連載があり、昨年梢には雪女をテーマにヘアとメイクをして、「トモ コイズミ（TOMO KOIZUMI）」のドレスを着てもらったんですが、それがとても評判がよくて。今年6月にはコロナ禍で2年中止になっていた「ASIA BAEUTY EXPO」のヘアショーが開催され、そこでその雪女ルックを再現する形でモデルとしても登場してくれました。

今年を振り返って

F：今年の購入品を振り返っていかがですか？

奈良：僕は1点30万円を超えるような買い物はあんまりしてこなかったんですが、今年は時計やコートに始まり、長く使える質の良いものを選ぶようになったかな。

F：一生モノに投資をする感覚ですかね。

奈良：年齢的にもね。時計は全く興味なかったんで、自分でも新鮮でしたね。でも、ちゃんと無くさないように気をつけたいですね。

F：また昨年はピッキー ザ ショップ／バーを開かれたり、新たにYouTubeチャンネルを開設されたりと、新しいチャレンジも多かったと思います。それぞれこの1年間続けられていかがでしたでしょうか。

奈良：ピッキーは本当に作ってよかったなと思っています。（南青山のクラブラウンジ）ル バロン ド パリ（Le Baron de Paris）をはじめ、クラブがいくつか閉店してしまったので、夜に若い人たちが集まれる場所の必要性を感じていました。場所柄、モデルさんや芸能系の方、ファッション関係の方も多くいらしていただいて、昼間にはギャラリーとして展示会会場としても使ってもらったりと、面白い空間になっていると思いますね。最近は海外デザイナーの来日も戻ってきているので、著名なデザイナーも遊びに来てくれました。スタッフはSHIMAの子たちなので、気が利くし、接客も慣れていて、安心していただける点になっていると思います。1周年パーティもたくさんの方に集まっていただけました。

F：YouTubeは1年やってみていかがでしたか？

奈良：もともと17年くらい髪を切らせていただいているSHIMAのお客さまが、「一緒にYouTubeをやろう」と誘ってくださったんです。最初は自分が喋るのは恥ずかしくて、「興味ないです......」って断っていたんですよね。周りから「コイツ何やってんの......？」って思われるんじゃないかって（笑）。

F：え！長年多くの雑誌に登場されてきた奈良さんでも、そのように思うことがあるんですね。

奈良：世代的に謙虚でいようと考えちゃうんですよね。でも、いざやってみたら非難されることなく、みんな楽しんでくれているみたいなので、これが普通の時代なんだなと改めて感じました。撮影は大変なときはありますが、編集を丸っとお任せできているので助かっています。

F：雑誌を読まないZ世代にも反響がありそうですね。

奈良：ありがたいことに、最近はインスタのDMやメッセージなども若い子たちからいただく機会が多くてうれしいですね。

来年の抱負

F：来年はどんな一年にしたいですか？

奈良：この下半期は、コンテストの審査員やヘアショーの出演、いろんなパーティーも復活してきたので、引き続き来年もいろんなイベントを精一杯がんばりたいなと思います。きっと今年よりも忙しくなると思うので楽しみですね。

F：来年狙っているアイテムは？

奈良：寝具を買い替えたいなと思っています。昔に比べて寝付きが悪くなって、途中で起きたりすることも増えちゃって。いいまくらやベッドにして、生活をより快適にしたいと思っています。

奈良裕也
ヘアサロン「SHIMA原宿」アートディレクター／クリエイティブスタイリスト。1980年、埼玉県飯能市生まれ。国際文化理容美容専門学校卒業後、2000年にSHIMA入社。雑誌、広告、ヘアショーなどにてヘアスタイリストとして活躍する一方で、サロンワークも継続中。ヘア＆ファッション誌「CHOKi CHOKi」の初代"おしゃれキング "としても知られている。
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