クリスマス&新春気分をミックス
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表参道・原宿には花が似合う。有名店から個性あふれるお花屋さんが点在しているためか、花束を持って街を歩く人の姿も珍しくない。その手にブーケがあるだけで、いつも歩く見慣れた景色も違って見える。一方で、表参道・原宿という街のフレームが一層、花の魅力を際立たせてくれるような気がする。花束と表参道・原宿の景色を重ねて、贈る誰かを想像したり飾る場所を考えたり。気持ちを咲かせる、花と街の風景。
クリスマスムードに春の花をプラス。良い年が迎えられそうなブーケ
Made by NUR flower
テーマ:クリスマスと春の花
使った花:ダリア、ユリ、カラー、バラ、ラナンキュラス、スイートピー、アルストロメリア、ワックスフラワー
「寒くなって街はすっかりクリスマスムードですが市場では春の花が出始めています。11月の花であるカラーや、ホリデーシーズンの雰囲気漂うバラといった冬の花に加えて、スイートピーなど春の花と一緒に束ねました。クリスマスらしい色味ながら、春を感じさせるブーケになっています。ニュアンスカラーの花を織り交ぜているのがNURらしいポイントです。」
撮影に協力してくれたお店:NUR flower
神宮前4丁目にある、フローリスト・前田有紀さんがオーナーの花屋。NURはドイツ語で「Only One」を意味し、唯一無二の世界観で花の魅力を伝えている。ニュアンスカラーや変わった形、色の花を豊富に取り揃えているのも特徴。そんなNUR flowerが最近、もともとあった場所からすぐ隣のスペースにお引っ越し。素敵な花たちや花器などはそのままに、以前よりも通りから店が見えやすく、より開放的な雰囲気になった。
ブーケができるまで:Behind the scenes
花屋の暦は世間よりも少し早い。市場にはすでに春の花が出ているということで、クリスマスムードがありつつも、来たる新春を予感させてくれる、春の花をミックスしたブーケを作ってくれた。
岡山の生産者が染めているという白とピンクのスイートピーや紅白のワックスフラワー、マーブルがかったバラなど、ニュアンスカラーの花のセレクトと、独特の色彩感覚がNURの魅力だ。
花の造形や色がより際立って見える、メッシュの包み紙も素敵。クリスマスカードを添えて、春への期待とホリデーシーズンを祝うブーケが完成。
ブーケを制作してくれたフローリスト:Florist introduction
三津田 愛子(ミツダアイコ):花屋になることが幼い頃からの夢だったが、看護師にも興味があり7年間医療の現場に勤務。その後、夢だった花屋へと転身。大手花屋で修行したのちにNURに入社した。花屋での修行時代、フラワーアーティスト・NURオーナーの前田有紀さんの仕事を手伝うようになり今に至る。お花の仕入れや店頭販売スタッフを担当。ちなみに前回、NURのブーケを作ってくれた宮川さんとは修行時代にも同じ花屋で働いていた。
Text & Photo:Tomohisa Mochizuki
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