社会を見つめ続ける現代写真の開拓者 Wolfgang Tillmansが大規模個展を開催
Top Photo:still life, New York (2001). Image courtesy of the artist, David Zwirner, New York / Hong Kong, Galerie Buchholz, Berlin / Cologne, Maureen Paley, London
Top Photo:still life, New York (2001). Image courtesy of the artist, David Zwirner, New York / Hong Kong, Galerie Buchholz, Berlin / Cologne, Maureen Paley, London
社会を見つめ続ける現代写真の開拓者 Wolfgang Tillmansが大規模個展を開催
Top Photo:still life, New York (2001). Image courtesy of the artist, David Zwirner, New York / Hong Kong, Galerie Buchholz, Berlin / Cologne, Maureen Paley, London
Wolfgang Tillmans
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社会を見つめ続ける現代写真の開拓者
現代ドイツを代表する写真家 Wolfgang Tillmansの大規模な個展「Wolfgang Tillmans: To look without fear」が、The Museum of Modern Artにて2023年1月1日(日)まで開催中。
1968年にドイツ・レムシャイトで生まれたWolfgang Tillmansは、80s後半から写真の制作を開始。
1992年にイギリスのBournemouth and Poole College of Art and Designを卒業したのちユースカルチャーやナイトライフを捉えたスナップショットで注目を集め、i-D MagazineやPurple Magazineといった雑誌で活躍の場を広げる。
その後、ファインアートにおいても次第に評価を確立し、2000年には現代美術界で最も重要な賞の1つであるターナー賞を、写真家として、そしてイギリス人以外のアーティストとして初めて受賞した。
社会意識の増幅にアーティストの役割を見出すTillmansの作品は、被写体への深い思いやりを反映し、人と人との繋がりや一体感を強調するもの。
その眼差しでエイズ危機における生存と喪失、メディアによる軍隊の美化、世界中のLGBTQ+コミュニティの声、グローバリズムの拡散などを一貫して描きながら、写真を制作することの意味を根本的に問い続けている。
今展では、Tillmansの写真、ビデオ、マルチメディア・インスタレーションなど約350点を、美術館の6階全体にわたり緩やかな年代順で展示。
彼がキャリアを通じて提唱してきた社会的および政治的な主張が、その深い創造性や哲学的なアプローチにいかに結びついているかが明らかにされた。
写真というメディアの価値をめぐる絶え間ない実験。
多様な主題や技法、展示空間がシームレスに統合され、既存の概念を覆す。
THE MUSEUM OF MODERN ART
+1(212)708 9400
【Wolfgang Tillmans: To look without fear】
DATE:2023年1月1日(日)まで開催中
※12月25日(日)休館
TIME:10:30am~5:30pm
※土曜は7:00pmまで
PLACE:The Museum of Modern Art
ADDRESS:11 West 53 Street, New York, USA
ADMISSION:一般 $25
WEBSITE:www.moma.org/calendar/exhibitions/5440
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