ジェニファーセブン・オーナー車田 篤さんが選ぶ心がゆれた1冊
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OMOHARAREALでは秋の読書企画を2022年も開催。「本棚を見ればその人となりが分かる」なんてよく言われているけれど、表参道・原宿で働くスタッフたちのお気に入りの1冊、気になりません?今年の【私の1冊】のテーマは、心がゆれた1冊。気持ちが揺さぶられた、感動した、モチベーションが上がったなど、そんな1冊を紹介してもらいました。個性溢れるお店と人の魅力にもフォーカスしています。
今回おすすめしてくれたのはジェニファーセブン(Jennifer Seven)オーナー・車田 篤さん
車田 篤(くるまた あつし):LDFS/GUIDING LIGHT 代表取締役。24歳で神宮前カフェ「ease by LIFE」をオープンし29歳の時(2007年)、「THE GREAT BURGER」をスタート。その後「GOOD TOWN DOUGHNUTS」、「The Little BAKERY Tokyo」、「THE TEISYOKU SHOP」など渋谷・原宿エリアを中心にコンセプチュアルな店舗を展開し、直近では「THE GREAT BURGER」とは一線を画すバーガー店&グッズショップ「Jennifer Seven」をオープンした。愛用しているコンバース・オールスターのストックは100足以上なんだとか。
車田さんの心がゆれた1冊:「Van Life: Your Home on the Road」フォスター・ハンティントン
「2011年に、全て投げ出してバンに乗って旅に出たという、フォスター・ハンティントンによる本です。フォスターは以前、フォトグラファーとして出版社に勤めていたそうなので、写真がとにかく美しく、心が揺さぶられましたね。
僕はずっと海外へ行くことが好きで、もちろん旅も好き。この本との出会いも旅先のホテルだった気がします。部屋にいくつか置いてあった1冊で、後に購入して時折眺めていました。コロナで旅に出られない日々が続いた中でも、その場にいながら旅に連れ出してくれるような1冊ですね。お店作りにも活かせるインスピレーションが詰まっています。
カスタムしたバンを家代わりに、同じように“バンライフ”を送る人たちを撮ってインタビューをしています。そこにはバンに乗って旅する自由とリアルが綴られていて、道中のトラブルだったりそういったことにも言及しているので、すごくためになります。それぞれが使っているバンの詳細も乗っていたりして、なるほど、というトピックスが盛りだくさん。
僕も1台Fordのエコノラインというバンをゲットしたんですけど、部品が手に入らなくてまだ動かないんです(笑)。そうやって少しづつ部品を集めて動くようにするのも醍醐味。今はまだ無理だけどいつかこんな生活ができたら、と写真を眺めては思っています。これは英語版ですが日本語版もありますよ。」
■最新のジェニファーセブン情報
ジェニファーセブンはハンバーガーショップとジェネラルストア(ショップ)の2つでひとつのお店だ。ジェネラルストアでは車田さんが、旅先(主にアメリカ)で買い付けてきたヴィンテージアイテム、海外のファストフード店や大学のオフィシャルグッズを陳列して販売している。ジェニファーセブンのオリジナルグッズも販売していて、特に人気なのはクルーネックスウェット。
「胸に刺繍されているロゴは、アメリカ古着で見かけるチェーンステッチ仕様なんです。日本ではチェーンステッチできる機械を持っている工場も限られているので作るのに苦労しました」。
と、ディテールにこだわる車田さんも太鼓判を押す逸品。特にブルーが人気ですぐに品薄になってしまうそうだ。原宿のお土産にもピッタリ。
■ジェニファーセブン(Jennifer Seven General Store&Old School Burger Shop)
キャットストリートの裏手、原宿ハンバーガーの代名詞的存在「THE GREAT BURGER」の隣にあるグッズ&ハンバーガーショップ。オーナー・車田篤さんがアメリカで買い付けてきたヴィンテージグッズやオリジナルアパレルや小物を販売するジェネラルストアと、グルメバーガーとは一線を画すこだわりのハンバーガーを提供するバーガーショップからなるお店。アメリカの禁酒法時代に流行したスピークイージー(隠れ酒場)をオマージュした、外から見えないバーガーショップのつくりも斬新。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:OMOHARAREAL 編集部
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