ロータス パティシエ・中西さんの心がゆれた1冊
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OMOHARAREALでは秋の読書企画を2022年も開催。「本棚を見ればその人となりが分かる」なんてよく言われているけれど、表参道・原宿で働くスタッフたちのお気に入りの1冊、気になりません?今年の【私の1冊】のテーマは、心がゆれた1冊。気持ちが揺さぶられた、感動した、モチベーションが上がったなど、そんな1冊を紹介してもらいました。個性溢れるお店と人の魅力にもフォーカスしています。
今回おすすめしてくれたのはLOTUS(ロータス) パティシエ・中西沙織さん
中西沙織(なかにし さおり):洋菓子店で働いたのちに、2016年にロータスに入社。当時、パティスリーでない業態でケーキをたくさん扱う店を探し、そういった店が多そうな表参道・原宿エリアのカフェなどを食べ歩く。その際、ロータスの「アップルチーズケーキ」に本人いわく「ピンときた」そうで、求人に応募。プロデューサーである山本宇一さんの目に留まりロータスのパティシエとして働く。中西さんが開発して、ロータスのショーケースに並んだケーキも多数。今ではパティシエの中心を担う、頼れる存在。
中西さんの心がゆれた1冊:「Tarts & Pies: More Than 55 Delicious Recipes」
「ロータスに入ったのは、ちょうど宇一さんがケーキのラインナップをテコ入れしたいと思っているときでした。入社して、まずベースとなるケーキを変えたいという宿題をいただいたんです。もともとが洋菓子店出身だったので、カフェであるロータスとはまた勝手も毛並みも違う。だから最初はアジャストするのに苦労していましたね。
そんなときに宇一さんが私に手渡してくれた1冊です。タルトとパイのレシピ本なのですが、写真と判型が実寸大のタルトになっているんです。『何かヒントになるんじゃない?』と、何気なくプレゼントしてくれたのですが、その遊び心のあるデザインに驚きました。
昔ながらのベーシックなケーキに“ロータス”らしさ、遊び心や新鮮さを加えてアレンジする、という今のケーキづくりに活かせるヒントをたくさんもらいました。写真の裏ページにレシピが載っているので、実際に作ってみたりもしましたけど、ページをめくって眺めているだけでもインスピレーションを与えてくれます。今もことあるごとに見返していますし、部屋に広げて飾って、日毎に違うページにしたりして楽しんでいます。
この本に出会ってから、宇一さんの求めているニュアンスがより鮮明に自分の中に入ってくるようになって、そのノウハウがロータスでのケーキづくりのベースになっています。」
■ロータスの最新情報
ロータスと姉妹店のバワリーキッチン(駒沢)ではクリスマスケーキとお正月のおせちの予約が受付中。クリスマスケーキは定番の苺ショートから、カラフルなスプリンクルケーキなどロータスらしいポップで遊び心あふれるクリスマスケーキを6種類ラインナップしている。
また、迎春おせちには、ロータスの人気メニューにも使われるソースなどを活かした、9種類の料理をパッケージ。お正月仕様の和モダンな創作おせちを新春から味わえるのはなんとも贅沢。楽しく遊び心のある1年が迎えられそうだ。
それぞれ、クリスマスケーキは2022年12月16日(金)まで、おせちは29日(木)まで予約を受け付けているのでお見逃しなく。価格や引き取りの詳細は店頭、または電話にて。ケーキは「PRETTY THINGS E-SHOP」でも予約可能だ。
LOTUS(ロータス)/PRETTY THINGS
空間プロデューサー・山本宇一氏が手がける原宿のアイコン的カフェ。まい泉通りに2000年に開業し「表参道・原宿のカフェ文化の礎を作った」とまで言われている老舗。スタンダードながら独創性にあふれたメニューやケーキはファンも多く、常に新しい提案をし続けるスタンスがあらゆる世代に支持され、人気の絶えない理由。ロータスでしか味わえない、空間の居心地の良さはクセになる。現在はレコードやグッズも扱うカフェ「PRETTY THINGS」も併設している。
Text:Tomohisa Mochizuki
Photo:Kousuke Okutsu
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