資生堂のグローバルプレステージブランド「SHISEIDO」が、新作化粧液「SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション」(145mL 税込9680円、レフィル 145mL 同9130円)を2023年3月1日に発売する。同社が1897年に初めて発売した化粧品である「オイデルミン」のアート&サイエンスを継承しながら、スキンケアとサステナビリティの革新的な技術を搭載した。
オイデルミンは1897年当時最先端だった西洋薬学技術を応用し処方。ギリシャ語の「オイ(EU=良い)」と「デルミン(デルマ DERMA=肌)」を組み合わせて命名し、”資生堂の赤い水”として人を博した。その後は時代のニーズに合わせて処方改良を繰り返し、誕生から100年を迎えた1997年に現行の「オイデルミン グローバル」を開発。創業150周年を迎えた今年は限定デザインをまとったアニバーサリーエディションを発売した。
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今回のオイデルミンの商品化には、約5年を費やした。SHISEIDOブランドディレクターとしてプロジェクト初期から携わり、現在は常務 チーフブランドイノベーションオフィサー、チーフテクノロジーオフィサーを務める岡部義昭氏は、「時代に合わせて進化してきたオイデルミンを現代と未来に向けて力強く発信できるクオリティに仕上げるまで試行錯誤を重ねた。最先端の技術を搭載した高い効果実感だけではなく、サステナビリティの面でも最新技術を採用し、お客さまに対しても、社会に対しても応えられる自信作が完成した」とコメント。
新生オイデルミンには、ケフィア発酵エキス GLや国産ユズによるユズエキス GL、資生堂独自成分である4MSKなどからなる独自のアクティブ RED テクノロジーを搭載。肌あたりの良いエッセンスローションが肌の全体になめらかに広がり、角層のすみずみまで素早く浸透し、乾燥による小ジワを目立たなくさせるほか、輝くような透明感を与え、なめらかな肌へと導く。とろみのあるテクスチャーで肌にしっとり感を与えながら、ベタつかず心地よい使用感となっている。
容器はボトル製造と中味液充填をワンステップで実現する技術「リキフォーム(LiquiForm)」を応用した新パッケージを採用。これにより、バラバラだった液体の充填と成形を同時に行うことで、運搬コストや環境リスクを軽減し、サステナブルな容器製造を可能にした。レフィル対応にすることで、使用後に廃棄されるプラスチック量を92%削減できる。一般的にレフィル容器にすると非対応の商品に比べてデザイン面の制約が発生するが、今回はオイデルミンのヘリテージを受け継ぎ、ラグジュアリーで洗練されたデザインに仕上げた。
SHISEIDOは同社が掲げるスキンビューティーブランド戦略の根幹をなすブランドのひとつで、2021年12月期の売上は前年比15%増で2019年水準に回復し、中国や米欧での成長が加速。ブランドを象徴する美容液「アルティミューン™ パワライジング コンセントレート III」を筆頭に幅広い世代にアプローチし、会員数は前年から4.5万人増加し50万人を達成。新規会員数は13%増加するなど力強い成長を見せている。松村美穂 SHISEIDO ブランドマネージャー「これまではヒーロープロダクトのアルテミューンを中心に訴求してきたが、新製品が加わることで化粧水、美容液、クリームの3ステップが完成した。これによりスキンケアストーリーがより強固なものになり、われわれが提案する『生命感あふれる彩やかな肌』への効果をより実感できるものになった。お客さまのスキンケアをトータルで支えるブランドとして、総合的な提案を強めていく」と展望を語った。
■SHISEIDO:公式サイト
「SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション」
Image by: FASHIONSNAP
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