資生堂が、サステナビリティ目標の達成状況に応じて財務的・構造的な特徴が変化する可能性のある債券、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行すると発表した。債券発行時期は2022年12月、発行額は200億円、発行年限は5年を予定する。
同社は債券発行で、環境・社会領域の重要課題の解決に向けた同社のコミットメントを示し、環境領域の戦略アクションの一つである「地球環境の負荷軽減」および、社会領域の戦略アクションの一つである「ジェンダー平等」の実行に向けて重要な評価指標(KPI)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)を設定し推進する。
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KPIにはCO2排出量(Scope1+Scope2)、女性管理職比率を設定し、SPTsとして2026年までにカーボンニュートラル、2026年1月1日までに国内女性管理職比率40%を掲げた。いずれのSPTsも未達成の場合、同社債の償還までに、社債発行額の0.1%相当額を、環境保全活動、女性活躍推進、ジェンダー平等を目的とする公益社団法人、公益財団法人、国際機関等に寄付する。またSPTsのいずれかが未達成の場合は、社債発行額の0.05%相当額を寄付するとした。
なお同社債発行にあたりサステナビリティ・リンク・ボンドフレームワークの策定や第三者評価取得に関する助言等を通じて債券の発行支援を行うストラクチャリング エージェントは、大和証券、みずほ証券が、主幹事は大和証券、みずほ証券、野村證券が務める。
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