目に見えない強制力を描いた「命令都市」
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原宿・Anicoremix Galleryで、米原康正による+DA.YO.NE.キュレーションのもと、デジタルアーティストwatabokuの個展 「命令都市」が開催される。2022年11月12日(土)〜11月23日(水)まで。
watabokuは、オリジナルアイコンである制服の少女「SAI」をモデルにした作品をソーシャルメディア上で展開し世界中から注目を集めるデジタルアーティスト。近年は現代アーティストとしても活動の場を広げており、二冊目のアートブック『VSI』がバイインターナショナルより発売中。代表的な仕事に、yohji yamamoto 2022 S/S collectionでのコラボレーション、専門学校モード学園(東京・大阪・名古屋)2022年度CM、緑黄色社会「Mela!」のMV、小説『十二人の死にたい子どもたち』(著:冲方 丁/文春文庫)の装画などがある。
昨年12月に神宮前2丁目・SORTone Galleryで開催された個展では全作品SOLD OUTと、大好評を博したwatabokuの作品展。今回のタイトルは「命令都市」。社会に蔓延する目に見えない強制力をテーマに描かれた作品は、強い意志を携えながら見たもののそばで自分達のあり方を問いかける。また、前回に引き続きキュレーターを務める、+DA.YO.NE.米原康正は本展について下記のコメントを寄せた。
「watabokuの作品は主にデジタルで作られる。ただし近年キャンバスにアクリルで描いた作品も見られ出した。デジタルとフィジカル。それを区別して考える人たちも少なくはない。だけど考える。本来のアートとはなんだろう? もともとアートという言葉にルールという観念など含まれていない。あるのは作品がどれだけ人の心を惹きつけるか? という当たり前の事実だと僕は思う。その証明としてwatabokuの作品が存在する」
6年前の表参道ROCKET、昨年のSORTone Gallery、そして今年はAnicoremix Galleryにて。表参道・原宿の街に凱旋するたび注目度の上がるwatabokuと、そのたび新たな表情をみせる「SAI」に今回もまた数多くの人が惹きつけられるだろう。
■概要
wataboku solo exhibition 「命令都市」
開催日:2022年11月12日(土)〜11月23日(水)
時間:13:00-19:00 (最終日は17:00まで)
定休日:木曜
場所:Anicoremix Gallery
※お出かけの際はマスク着用の上、こまめな手洗い・手指消毒を行い、混雑する時間帯、日程を避けるなどコロナウィルス感染症対策を十分に行いましょう。
>>EDITOR’S VOICE
昨年12月に開催されたwataboku個展「WHO」の様子はこちらのレポートにて。普段はデジタルアーティストとして活躍するwatabokuによる貴重なアナログ作品が展開された前回の展示。今回の個展では、どんな新しい顔を見せてくれるのだろうか。
※敬称略
Text:miwo tsuji
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