漫画家 冨樫義博の画業35周年を記念した展覧会「冨樫義博展 -PUZZLE-」が森アーツセンターギャラリーで開催される。期間は10月28日から2023年1月9日まで。10月27日には一般公開に先駆けて、展覧会内部がメディア向けに初公開された。
冨樫は1989年から「週刊少年ジャンプ」に掲載されたラブコメディ作品「てんで性悪キューピッド」で連載デビュー。その後も「週刊少年ジャンプ」での連載をメインに活動し、「HUNTER×HUNTER」「幽☆遊☆白書」「レベルE」などの作品を世に送り出してきた。現在も未完となっている人気作「HUNTER×HUNTER」については、同氏の体調(腰痛)を理由に休載を繰り返してきたが、10月11日に約4年ぶりとなる連載再開が発表された。
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Image by: FASHIONSNAP©︎冨樫義博 1990-94年
同展では、直筆の漫画原稿やカラーイラストなど、総数350点以上の貴重な原画・制作資料を展示。会場は、「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」「奇生物の世界」「冨樫義博」と題した5つのエリアで構成される。音声ガイドには、バカリズムがナビゲーターを務めるほか、解説ナレーターとして「HUNTER×HUNTER」「レベルE」のアニメに出演してきた声優の浪川大輔が参加する。
「冨樫義博展 -PUZZLE-」「HUNTER×HUNTER」展示原画
Image by: FASHIONSNAP ©︎P98-22
「冨樫義博」エリアでは、初期作品の原稿やカラーイラストを展示するほか、最新の描き下ろしキーヴィジュアルイラストを展示。「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」の単行本表紙と写真を撮ることができるフォトスポットも設置している。そのほか、「ワンピース(ONE PIECE)」の尾田栄一郎、「鬼滅の刃」の吾峠呼世晴、「呪術廻戦」の芥見下々、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦、「東京喰種」の石田スイといた漫画家が寄贈した「冨樫作品」にまつわる描き下ろしイラストを祝福コメントとともに紹介する。
Image by: FASHIONSNAP
順路の最後には、同展の公式ショップを開設。受注販売となる複製原画やアクセサリーを含む90種類以上の展覧会オリジナルグッズを販売する。また、会場外にはカフェ「THE SUN&THE MOON」とのコラボレーションカフェ「Pieces Cafe」が会期中限定でオープン。代表3作品に関連する10品の限定メニューを提供し、コラボメニュー1品のオーダーごとにオリジナルコースターをランダムで1品配付する。
展覧会公式ショップのグッズ例
Image by: FASHIONSNAP
冨樫は同展開催に際しての直筆メッセージ内で読者への感謝の気持ちに加え、「健康上の都合で歩みは遅いですが新たな足跡を残し続けていく所存です」と今後の抱負を綴った。
入場料は一般が2000円、中学・高校生が1500円、4歳から小学生が1000円で、18歳以上の保護者1人につき4歳未満の未就学児1人の無料同伴入場が可能。同展は今後、大阪、福岡にも巡回を予定しているという。
■冨樫義博展 -PUZZLE-
会期:2022年10月28日(金)〜2023年1月9日(月)
会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
入場料
一般:2000円
中学・高校生:1500円
4歳〜小学生:1000円
グッズ付き:3900円(全て税込)
公式サイト
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