コーセーが、メイク製品をインキの色材として再利用した「エコスメインキ(ecosme ink)」の開発に協力し、今後同社で使用するギフトボックスやショッパーバッグなどの包装資材の印刷に活用する。
エコスメインキは、モーンガータと凸版印刷が開発し、東洋インキが協業して製造した印刷用インキで、世の中に余った化粧品を活用して作られている。これにより、従来のインキにはない、化粧品の持つ色味やラメ感、パール感を活かした独特な加飾表現が可能だ。今回の取り組みは、2021年3月から同社がモーンガータの化粧品から絵具をつくる事業に賛同し、原料を提供する形で支援を続けていること、さらには2021年10月から同社が花王と推進する化粧品事業のサステナビリティ領域での包括的な協働における「絵具などへの化粧品再生利用の取り組み」の一環として行うもの。
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今後不要になった化粧品を、モーンガータ、凸版印刷、東洋インキの3社による管理・調達、インキ製造、印刷物製作の過程を経て再度活用するという循環型アップサイクルの仕組みによって、企業としての環境負荷低減を推進する。将来的にはコーセーグループのさまざまなブランドで商品包装や店舗什器への応用を目指す。
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「エコスメインキ」を使用した印刷物の例
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循環型アップサイクルの全体像
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