PHOTO: SHAWN WOODY
By Shawn Woody Motoyoshi
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「気が付くと朝、土手にいて失禁していました。」
2022年8月に国税庁が発表した酒の販売促進を促すキャンペーンを募集した〈サケビバ!〉には「どれだけ税金が欲しいのか」などと批判が集まった。だが、実際に日本の酒税収入は年々縮小傾向にある。1980年には国税収入の5%を酒税が占めていたが、2020年は(コロナの影響もあるとはいえ)わずか2%となっている。
国税庁の発表によると、成人1人あたりの年間飲酒量は、親世代のY世代が飲酒をしていた1995年度には100リットルだったが、現在お酒が飲める年齢の20歳から26歳のZ世代は2020年には75リットルに大きく減っている。
今回はそんな中でもお酒を飲むZ世代に最高で最悪な〈二日酔い〉体験をシェアしてもらった。最悪なハングオーバーには笑える話や、もう一生思い出したくもないような話が絶対につきもの。翌日に記憶を回収したり、トイレに籠ったり、インスタグラムのストーリーズで親しい友達に向けた投稿をするのもあなた次第。
そう、日曜のお昼(または月曜の朝)に酒鬱で苦しんでいるのはあなた1人だけではない!
ゼンリーでラブホにふたりでいったことが即バレ
高円寺に行きつけのバーがあり、通い始めてからはや6ヶ月が経ちました。常連客とも仲良くなり、推しを作りがちな私には2人の推しがいました。1人は一個下でベストフレンドになり、もう1人は39歳の経営者。39歳の経営者はとにかく人ったらしで器が広い少年のような男性です。常連同士仲がいいため、いつものように楽しい時間をみんなと過ごしてたのですがその日は飲みすぎました。5〜6人で何軒もハシゴし最終的に小さなクラブへ移動したのですが、推しの39歳に酔っ払いの勢いで抜け出さないかとハニートラップをかけてしまいそのままラブホへin。深夜0時。位置共有アプリのzenly(ゼンリー)を常連同士で共有していたためラブホにふたりでいったことが即バレ、1人の仲良い友達に電話越しに大叱られ(笑)深夜3時。39歳男性は爆睡してたため私はコミュニティを壊せないと思い、1人でラブホを出て仲良い友達と合流。飲み過ぎのため頭も体もフラフラ。次の日も仕事だったため、始発で帰り着替えて出勤。そんな私の職業は歯科衛生士。こんなんにクリーニングされるの嫌だろうなと思いながら若干震える手先(もちろんアルコールによる)でなんとか1日を終えることができました。そんなハングオーバーエピソード。
結果、39歳男性に沼ってます。現在進行形です。どうなるかはまだわかりません。——まゆみ、24歳
トゥクトゥクを横目に誕生日前前夜祭に1人で帰宅
誕生日の2日前にカンボジアのシェリムアップのパブストリートでビールを何本も飲んだら酔いが酷くなってしまい、トゥクトゥクのお兄さん達の囲いを払い除けながら一人でふらついて夜道を歩き、宿に着いて速攻就寝。次の日の目覚めは二日酔いがしんどくて吐きそうななか、一緒に旅した仲間達に宿のロビーに連れて来られて「誕生日おめでとう!!」と寄せ書きと一緒に写真のサプライズをされたのが最高の二日酔い。——モアナ、20歳
キスをしたタイミングで2人で同時に嘔吐
その日合コンがあって女の子2人と男2人で飲んでいました。そのうちの1人と朝までイチャイチャしたのですが4人でショットをしすぎたせいで朝になったらイチャイチャしてた女の子と2人して二日酔いでした。ですが若さゆえにその中でも体を交えることになりました。しかしその最中にキスをしたタイミングでお互いのベロに反応したのか同じタイミングで吐いてしまいもう口の中がよく分からないゴミ処理場になりました。——匿名、ー歳
明日から何する?
高校時代の友達とタイ旅行に行き、ゴーゴーバーで美女を前にショットを飲みまくって気づいたら旅費が初日の夜で全て消えていた事。——匿名、ー歳
気が付いたら朝、土手で失禁
久しぶりに会った友達と大いに盛り上がり、たくさんお酒を飲んだら記憶がなくなった。気が付くと朝土手にいて失禁していた。大人にもなって漏らしたことが面白かったので友達に知らせようとしたら友達の代わりに知らないおっさんが隣にいた。誰やねんコイツと思いつつ会話してたら盛り上がって結局一緒に川で水切りして遊んだ。その後おっさんの消息は知らないが、あいついい奴だったな。——五味ちゃん、20歳
テキーラでけん玉ボコボコ
コロナ前、吉祥寺のある店で酔いが回ってきた頃、隣の席に外国人のお兄さんとお姉さんがやって来ました。酔っ払った勢いで私たちが話しかけると、大学留学しに渡日したとのこと。そのまま話していると、流れでなぜかけん玉勝負をすることに。もしかめ(中皿と大皿の交互にリズムに合わせて玉を乗せるゲーム)で相手より長く続かなかった方がテキーラを飲むというルールでした。日本人だからけん玉で負けるわけが無い!と豪語してた純ジャパ大学生の私達。結果は、、、全敗。(笑)テキーラの酔いもありボコボコにされ続け、10回程やったのち白旗を上げました。もちろん次の日は二日酔いになり、全員学校の講義をブッチする始末。(笑)でも彼らは超フランクで、母国での日常や母国で流行ってる音楽、アホらしい言葉などなど、、、たくさんの事を話してくれて、二日酔いになっても「楽しかったな〜!」と心の底から思える経験でした!その方達とはそれから一度もお会いできていませんが、居酒屋ならではの飲みコミュニティで、それもまたいいな〜。でも、どこかで会えたらいいな〜!とその日を思い出すと今でも思います。——バラヮ、20歳
インタビュー内容は長さや読みやすさの調整のため編集されています。
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