東京ミッドタウンが、「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトにした大型デザインイベント「東京ミッドタウン デザインタッチ 2022（Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022）」を開催する。会期は10月14日から11月3日まで。

　東京ミッドタウン デザインタッチ 2022は、「環（めぐ）るデザイン - Design for Sustainable Future -」をテーマに設定。持続可能な未来について考えるきっかけとなるインスタレーションやワークショップを展開する。キーヴィジュアルは、2022年JAGDA新人賞を受賞したクリエイター竹田美織が手掛けた。

　2023年4月に開業予定の東急歌舞伎町タワーや、「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」京都大丸店、ドバイ国際博覧会日本館などを手掛けた建築家の永山祐子による大型インスタレーション「うみのハンモック」では、約36メートル×約12メートルのスペースに、廃棄された漁網をアップサイクルした糸で作られたハンモックを設置。海洋ゴミ問題について訴求する。そのほか、栽培基盤やエネルギーなど、農業に必要とされる様々な要素を分解しユニット化したものをブロック状に組み合わせた展示によって、都市型農業の可能性を提示するというインスタレーション「F.A.R.M.－Future Agricultural Rights for Mankind－」、熱で固まる生地をミッドタウンの草花で染めて制作した約2000個の花のオブジェによるインスタレーション「as it is.-equilibrium flower-」やワークショップ「森の学校」、動物ごとの心拍のリズムでライトを明滅させた彫刻で生物の多様性を表現した展示「Life Beat」、イベント参加クリエイターをはじめ、各分野で活躍するデザイナーや企業によるトークセッション「デザインタッチ カンファレンス（DESIGN TOUCH Conference）」などのコンテンツを用意する。

　また、会期中は、海外で活躍する建築家やデザイナーなどにフォーカスしインスタレーションを行う「Salone in Roppongi」や、デザイン＆アートフェスティバル「デザイナートトーキョー 2022」の作品展示、「TOKYO MIDTOWN AWARD 2022」受賞作品の発表・展示などのイベントも同時開催される。

■東京ミッドタウン デザインタッチ 2022
会期：2022年10月14日（金）〜2022年11月3日（木）
会場：東京ミッドタウン各所