恵比寿ガーデンプレイスの外観
Image by: ゴールドウイン
ゴールドウインが、リニューアルを経て11月8日にグランドオープンする恵比寿ガーデンプレイス内の商業棟「センタープラザ」内に、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」、オリジナルブランド「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」、キッズアイテムを横断して展開する初業態「PLAY EARTH KIDS」の3店舗を出店する。
恵比寿ガーデンプレイスを運営するサッポロ不動産開発は、開業30周年を前に同施設の複合商業施設としてのあり方について改めて考え直す時期だと感じたことから、新たなメインターゲットに「ライフクリエイターズ(日々を自分らしく愉しみながら恵比寿のまちに暮らす・働く・訪れる人)」を設定。センタープラザを中心に同ターゲットが集い、ゆるやかに交流する拠点「ライフクリエイターズ・リビング」をコンセプトにリニューアルを行っている。ゴールドウインは、2021年からスポーツの起源である遊びを通して、自然や環境との新たな関わりを生み出していく「PLAY EARTH」(地球と遊ぶ)をコンセプトとして掲示。モノづくり企業から体験を創造する企業を目指し、富山県の富岩運河環水公園に期間限定の公園空間をオープンするなど、自然と共生し、新たな体験価値を創出する取り組みを積極的に実施している。
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両社がお互いの掲げるヴィジョンに共鳴したこと、サッポロ不動産開発が運営する札幌市の複合商業施設「サッポロファクトリー」内のザ・ノース・フェイスのショップでも既に取り組みを行っていることなどから、今回の恵比寿ガーデンプレシス内への出店に至ったという。
恵比寿ガーデンプレイス出店戦略説明会に登壇したゴールドウイン代表取締役社長の渡辺貴生氏
Image by: FASHIONSNAP
新たにオープンする店舗は、恵比寿ガーデンプレイスが都内都心部のアクセスしやすい立地ながら空間に余裕があり、自然と調和した環境であることを活かし、顧客や地域と調和し街づくりに貢献できるよう「自然が隣人になる新しい暮らし」を3店舗共通のコンセプトとして運営。自然とスポーツが日常生活において身近な存在になる提案を行っていくという。3店舗の総売場面積は約300坪で、ゴールドウイン直営店舗としては関東最大、全国では2番目の規模となる。
ザ・ノース・フェイスのショップでは、近年ゴールドウインが注力しているキャンプギアなどアウトドア用品にフォーカス。広いスペースを活かし、テントやタープなど従来の都市型店舗では展示することが難しかった大型のアイテムも展開する。またキャンプエントリー層や購入前に体験したいという客層に向け、キャンプギアのレンタルサービスも用意するという。
オリジナルブランド ニュートラルワークス.のショップではブランド定番のアクティブウェアやワークウェアなどを中心にラインナップ。大阪公立大学の清水教永名誉教授・医学博士とポケットコイルマットレス専用工場による協力のもと、数年をかけて製品化したという寝具コレクションも店頭に並ぶ。
PLAY EARTH KIDSは、ゴールドウインが展開するキッズアイテムを横断して扱う初のキッズ・エディトリアルショップショップ。顧客から買い取ったキッズアパレルをリペアして再販売するプロジェクト「グリーンバトン(GREEN BATON)」のアイテムを初めて販売するほか、PLAY EARTH KIDSのオリジナルアイテムも取り揃える。また、新たな体験を創出する取り組みとして、テナントやブランドの垣根を超えた企画も用意。業界最大級のホームセンター「DCM」と協業し、オリジナルの子ども用遊具の設置や、ワークショップの開催なども予定している。
(左から)サッポロ不動産開発取締役の中島信一郎氏、ゴールドウイン代表取締役社長の渡辺貴生氏、渋谷区長の長谷部健、青山学院大学教授の宮副謙司氏
Image by: FASHIONSNAP
恵比寿ガーデンプレイス出店戦略説明会には、ゴールドウイン代表取締役社長の渡辺貴生氏、サッポロ不動産開発取締役の中島信一郎氏、渋谷区長の長谷部健氏、青山学院大学教授の宮副謙司氏が登壇。恵比寿ガーデンプレイスへの出店について渡辺貴生氏は「公共性をデザインするということを最も意識した。企業がやりたいことを押し付けるのではなく、ライフクリエイターズの生活を豊かにすることこそが我々が目指す『PLAY EARTH』に繋がっていくと考えています」と語った。また中島信一郎氏は、「リニューアルする恵比寿ガーデンプレイスの最大のキーワードである共創、その取り組みをリードするパートナーとしてゴールドウインに期待しています」と述べた。
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