オルビスが、“わたしと地球のための”DIYセルフケアサービス「モア モア(more more)」を立ち上げ、本格スタートに向けて共創プロジェクトを始動する。また、同プロジェクトの参加者の募集も開始した。
モア モアは、「選択肢を狭めずに美容を楽しみたい」、さらには「環境にもやさしくしたい」などといった課題を感じている人が増えていることから開発。「エシカルな暮らしを日常文化に」をビジョンに、セルフケアアイテムを購入するのではなく、成分や香りをカスタマイズして自ら作ることで、今の自身の肌や心身にフィットした美容を手に入れられることに加え、この取り組みによるCO2排出量の削減などでエシカルアクションを叶える。またビューティを通じてソーシャルインパクトの最大化を目指す「コレクティブ ビューティ(Collective Beauty)」を掲げ、従来のブランドと消費者のような作り手と買い手の垣根を超え、共通の想いを持った者同士がフラットに活動できる場となることを目指す。
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具体的には、カスタマイズしたDIYセルフケアアイテムのオリジナルレシピ情報を、料理のように、ユーザー同士でシェアすることで選択肢が広がる仕組みや、コミュニティ活動を通じたソーシャルアクションが生まれることで想いが拡大することを期待する。2023年にはコミュニティの活動拠点となる「DIYセルフケアスタジオ(仮称)」の開設、同年下期にはサービスとして本格的なスタートも検討する。初動は無料サービスとして提供するが、将来的には有償のサービスとして展開していくことも視野に入れる。
モア モアの雲のようなロゴについて、プロジェクトリーダーの諸町実希氏は、「多くの方がこのサービスに参画いただいて、ソーシャルインパクトをもくもくと広げていきたいという思いを込めた」と話した。
モア モアでは、同社の化粧品開発の知見を活かした厳選した材料や、環境配慮された和精油を用いたブレンド精油を用意し、独自のDIYレシピに沿ってセルフケアアイテム(フェイスマスク、フェイスミルクローション、ルームミスト)を作ることが可能だ。作るプロセスもケアの一環であると考え、自ら成分や精油(香り)を選び、材料を計り、攪拌(こうはん、かき混ぜること)、充填、ラベリングまでを行う。またポーラ化成研究所が独自開発した乳化剤を採用することで攪拌のみで乳化が可能となり、化粧品の製造において乳化工程で発生する加熱・冷却をカットし、CO2の排出量を削減するなど、環境負荷の低減につながる仕組みを構築する。
現在、DIYセルフケアサービス体験やオンラインコミュニティ、ワークショップへの参加など、10月から約1ヶ月間アンバサダーとして活動する「モア モアクリエイター」を募集している。「こうしたアンバサダーや公式インスタグラムのほか、本プロジェクトに共感してくれる人や企業とのコラボレーションなどを取り入れながら発信を広げていく」という。なおアンバサダーの応募期間は9月20日の12時までで、応募者多数の場合は抽選となる。
「お客さまが参画し、つくっていただくからこそ始まる 美容の選択肢の広がりや、環境や社会をここちよく導いていけるものとして、新たなもの作り、プロセス自体に価値が生まれる美容体験の可能性を広げていきたい」と語った。
■モア モア:公式サイト
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