新サービスWeb3 Design Lab 開始
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先日、btraxは新サービスとして「Web3 Design Lab」の提供を開始した。
このサービスは、XRやメタバース、NFTを含むWeb3と、デザインを活用することでこれからの世界を動かすサービスづくりをサポートするものである。
Web3 Design Labは、主に日本企業を対象としている。これからますます成長が見込まれるとともに、グローバルサービスとしての可能性も十分に秘めているWeb3領域に対し、新たな事業を作りたいという思いを支えていくサービスだ。
Web3 Design Labは以下の4段階のプロセスに沿って進めていく。
- Web3ビジネスの理解を助ける
- Web3ビジネスに必要なつながりを提供する
- Web3ビジネスのアイディアをともに考える
- Web3ビジネスのアイディアを実際に作る
というプロセスだ。それぞれの段階において、レポートやセミナーをしたり、ワークショップ型でアイディアを発想したり、プロトタイプやモックアップの制作を行っていく。
btraxが今Web3に踏み出したわけ
では、ここからがこの記事の本題だ。この記事のタイトルにもそのまま掲げている「なぜデザイン会社が今、Web3領域に踏み出したのか?」。これについて話題を進めていきたい。
大きく2つの理由がある。
デザインが持つ「可視化」と「体験化」が活かせる
まず1つ目は、Web3は、デザインの本領を発揮できる領域だと感じたからだ。
XRやメタバース、NFTなどは、我々にとってはまだまだ馴染みがなかったり、それ自体が実体を持たない「概念」であったりするだろう。
そのため、サービスに活用することを考えようとしても、それがどのような形になるのかを想像することはなかなか難しく、正直限界があるだろう。
そこで、デザインの出番だ。
デザインで「わかる」のレベルを上げる
デザインにはさまざまな「機能」があるが、そのうちの一つが、「可視化」であり、もうひとつが「体験化」だと考えている。ちなみに「可視化」と「体験化」はかなり親しい概念であり、セットで考えるのが良いと思う。
つまり、デザインには、頭で想像するものや思い描くものを、視覚的にわかる、物理的にわかる形として目の前に表現する力がある。
そして、そうして出来あがったものに触れることで、その人に「体験」を提供することができるのだ。
デザインの持つ「可視化」と「体験化」という強みは、4つのプロセスでは「考える」と「作る」の部分において発揮される。
つまり、サービスアイディアをただ単に考えるだけではなく、それをプロトタイプとして作成することで、アイディアが具現化される。
さらにそれを実際に動かすと、どんなサービス体験になりうるのかが可視化され、体験として実感し、理解できるようになる。
アイディアが「絵に描いた餅」状態にならず、地に足のついたサービス体験となるように、デザインの力が役に立つのだ。
サンフランシスコという立地
そして2つ目は立地。ご存じの方も多いかもしれないが、我々btraxはアメリカ西海岸サンフランシスコにオフィスを構えており、今年で19年目になる。
サンフランシスコは、イノベーティブなサービスを生み出すスタートアップがひしめく場所であり、最新のテクノロジーやビジネスアイディアが日々産声を挙げている。
この構図はWeb3領域についても同様で、サンフランシスコはWeb3領域において、先進的な取り組みをしているスタートアップがどんどん増えている。
btraxはそんな場所で創業し、デザインサービスを提供し続けてきた。
サンフランシスコにオフィスを構えるメリットとして、最先端の情報を肌感覚を持って理解し、その情報を欲する人に提供することができるということが挙げられる。
Web3の生の情報をいち早くお届け
Web3のビジネス活用に関する情報はまだまだ日本には少ない。また、情報に触れようとすると、必然的に英語で、内容を十分に理解するのが難しいと感じるケースもあるのではないだろうか。
こういったペインを、Web3 Design Labでは解消していきたいと考えている。つまり、一次情報をタイムラグなくお届けする、いわば情報の直輸入をサポートするのがこのサービスである。
ここでも前述の4つのプロセスに当てはめてみると、一番最初の「理解する」に当たる。
まだWeb3のことがよくわからない、特段、ビジネスにはどのようなインパクトがあり、企業の取り組みとしてどのように順応していくべきかわからない、そんな思いのバックアップとして、知識の基盤を作るお手伝いをしたいと考えている。
また、btraxがサンフランシスコでビジネスを行ってきたことの副産物として、シリコンバレーエリアを含む数多くのスタートアップとの繋がりも築かれてきた。4つに分かれたプロセスの最後の1ピース、「つながる」がここに当たるわけだ。
ブロックチェーン系ユニコーン Rippleとのパートナーシップ締結
その一例として、早速このサービスは、Rippleという同じくサンフランシスコに拠点を持つ、ブロックチェーン系のユニコーン企業と正式にパートナーシップを結んだ。
ブロックチェーン系のサービスというと、日本ではOpen SeaやMeta Mask、Coinbaseなどがよく挙げられるが、Rippleは暗号通貨の一つという領域を超え卓越した決済インフラとしても高く評価されており、Web3企業としても主要プレイヤーと見なされている。
ちなみに上記は、Web3 Jobsというサービスが公開している、Web3系企業の求人数でのランキング。
Rippleは3位にランクインしており、「コードが世界を変える」というエンジニア主導のシリコンバレーの流儀で考えても非常に影響力の大きなプレイヤーであることが窺える。
RippleのXRPレジャーという暗号資産は、従来のビットコインやイーサリアムと比較しても、決済速度の速さや、決済コストの安さなどの観点で多面的に秀でており、今後ブロックチェーンのソリューションにおける主流となっていくことが見込まれている。
我々自身、業界の最先端をゆくユニコーン企業であるRippleとタッグを組めることに非常に嬉しく思うし、この協業によってできるようになったことがさらに広がったと自負している。
(ちなみに、Ripple社とbtrax間で、この話が持ち上がってから実際のパートナーシップ締結に要した時間は、わずか1週間たらず。このスピード感もとても「サンフランシスコ・シリコンバレー」らしい。)
日本でも高まるWeb3ビジネスの機運
また、最近では日本からもWeb3関連の起業家がサンフランシスコへとどんどん押し寄せており、彼らを筆頭にやがて日本にもWeb3の波が広まっていくことは想像に難くない。
実際、btraxサンフランシスコオフィスにも毎週若手起業家が多数訪問しており、彼らのWeb3への真摯な取り組みには我々も常に刺激を受けている。
こうした時代の動きに先駆け、Web3 Design Labでは共にデザインの力でWeb3ビジネスを協業するパートナーを迎えていくつもりだ。
最後に、弊社CEO Brandonからのコメントは下記だ;
日本でWeb3というキーワードがバズっていることは以前より知っていましたが、だからこそ安易にサービス展開をするべきではない、するならしっかりと中身のあるものを、と考えていました。したがって今回のWeb3 Design Labを立ち上げるにあたり、社内知識だけではなく、デザイン会社としての役割、そして地元スタートアップとのネットワークをしっかり構築した上でリリースを行いました。今後は日本企業のWeb3事業をデザイン会社としてしっかりとサポートし、皆さまの成功につなげたいと思っています。
終わりに
新たなサービス、Web3 Design Labについて概要と背景をご紹介した。今後メインストリームとなっていくであろうWeb3領域に対し、日本企業の「Web3への順応」をサポートしていく。
本記事にも関わる「Web3とデザイン」に関する無料レポートをダウンロードできる公式ページはこちら。また、本サービスにご興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問合せください。
公式Webページ:
https://btrax.com/w3dl/
プレスリリース:
『ビートラックスがWeb3で新規事業創出を加速させるデザインラボを創設 戦略パートナーとして米国リップル社が参画』
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