アディダス ジャパンが、「サッカー 日本代表 2022 ユニフォーム」を発表した。講談社のサッカー漫画「GIANT KILLING」と「ブルーロック」の作品内で先行公開したプロモーション方法でも話題を集めていた。9月23日のアメリカ代表戦から着用予定で、11月に開催する「2022 FIFAワールドカップ カタール大会」でも着用する。
新ユニフォームは、ワールドカップ出場を逃した1993年の「ドーハの悲劇」を経験した場所であり、一方で2011年にはアジア王者となった場所でもある日本代表にとって「山あり、谷あり」な場所のカタールでワールドカップが開催されることから、「山折り、谷折り」で作る折り鶴からヒントを得た「ORIGAMI」をコンセプトにしたグラフィックを採用。「ジャパンブルー」を基調としたホームユニフォームは、「国を背負う」と「サポーターの声援が背中を押す」というメッセージを込めて、従来左胸に位置するエンブレムの上に配置されていた日の丸を背中部分にあしらった。また、2011年にカタールでアジア王者となった際に着用していたユニフォームから着想を得て、首の内側部分に赤いパネルをデザイン。スマートフォンなどの小さな画面で視聴する人が増加していることから視認性を高めるために背番号などのナンバーキットにはイエローを使用した。
ADVERTISING
アウェイユニフォームは、ブラックとホワイトのカラーで構成。肩と袖に、折り紙を折っていく過程にできる様々な形のグラフィックを、立体感を演出するためにサッカー日本代表の青色と日の丸の赤色であしらった。パンツの色にブラックが採用されるのは今回が初めてとなる。いずれもオーセンティックユニフォームは、クーリング効果を発揮する冷却テクノロジーの「HEAT.RDY」と、エンブレムを熱転写した軽量化設計で製作。素材は、プラスチックゴミゼロの未来を目指し、海岸などで回収したプラスチック廃棄物をアップサイクルして生まれたパーレイ・オーシャン・プラスチックを50%含む糸で作られており、ユニフォーム全体で40%以上のリサイクル素材を使用した。
発表会では、レアル・ソシエダに所属する久保建英選手が中継で出演。ユニフォームを見た感想を聞かれ、「手が不器用なので折り紙は苦手なんですが、世界へ発信する日本の文化としてコンセプトには良いと思います。グラフィックが斬新なので、覚えてもらいやすい。アウェイは威圧感があって、勝てそうだなと思いました」とコメントした。
(写真左から)アウェイ、ホーム、キーパー
Image by: FASHIONSNAP
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境