ジャンピエール2023年春夏コレクションのルック
Image by: ジャンピエール
大塩純平が手掛けるブランド「ジャンピエール(THE JEAN PIERRE)」が、2023年春夏シーズンにデビューする。
大塩純平は、1982年生まれ。文化服装学院を卒業後、フランスでコレクションブランドのアシスタントなどを経験して帰国。2010年の秋冬シーズンに「リュシオル ジャンピエール(LUCIOLE_JEAN PIERRE)」を立ち上げた。2018年秋冬シーズンにブランド名を「ザ ブルー(the BLEU)」に変更したが、同シーズンをもってブランドは休止。その後は「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」で生産企画などを担当。今シーズン、ブランドの再始動に至った。
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ジャンピエールは、リュシオル ジャンピエール、ザ ブルーをリブランディングする形で再始動。「記憶を宿す服」をコンセプトに掲げ、シャツを主軸のアイテムとしてユニセックスでの提案を行う。ブランド再始動に至った経緯としては大塩は、「自身のブランドを休止してから他のブランドの服をたくさん買うようになった。その時に自分が本当に着たいものがないと感じたこと、また再始動するための充分な体制が整ったタイミングだと感じたこと」だと説明。前身のブランドやフランスに滞在していた際に構築した生産工場などとのコネクションを活かし、ブランドの服を着用する人と長い時間を共に歩んでいくことが出来る、高品質なアイテムを発表していくという。
デビューコレクションは、1960年代にアメリカ軍で採用されていたスリーピングシャツのディテールを取り入れ、色の異なる2種類のベルベット素材を組み合わせることで独特の光沢感を実現した「60's Sleeping Chambray Velvet Shirts」をはじめ、フランス軍のミリタリーベストの特徴であるフロントポケットを配し、イタリアの生地メーカー「リモンタ(LIMONTA)」のナイロンを用いた「French Military-Nylon Shirts」や、1950年代のシャツから着想しジップを斜めに取り付けた「50's Wool Shirts」など、シャツを計10型展開。その他、ブランドの定番アイテムとして毎シーズン発表する予定のジャンプスーツやオリジナルのダメージジャカード生地を使用したバケットハット、3タックのワイドパンツなどをラインナップしている。価格帯は税込1万3200円〜8万1400円。主な販路は、リュシオル ジャンピエールの取り扱いがあったセレクトショップになる予定。今後はランウェイショーの開催を目標とし、将来的には海外でも展開していく考えだ。
デビューコレクションのアイテム
Image by: FASHIONSNAP
■ジャンピエール:公式インスタグラム
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