Image by: 資生堂
資生堂が、広島大学大学院 統合生命科学研究所 鈴木卓弥教授との共同研究で、黒ショウガエキスがヒトの腸管バリア機能を強化する作用を発見した。腸の細胞同士の隙間を閉じて異物の侵入を防ぐ「タイトジャンクション」の働きを強化し、炎症でダメージを受けた腸のケアを実現すると考え、今後は研究成果をインナービューティケアに応用していく。
同社は、腸のさまざまな働きが注目を集める中で、肌との関連はまだ解明されていないこと、インナービューティ領域の中でも腸は食品によって働きかけやすいことから、腸と肌の関連性に着目。タイトジャンクション研究の第一人者である鈴木教授と協業し研究を重ね、今回の発見まで約3年を要したという。
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研究成果では、食経験が豊富で安全性の高い約50の候補成分の中から腸のタイトジャンクションに作用することが確認された15成分を抽出したところ、黒ショウガエキスが特に優れた作用を示すことを見出した。また、黒ショウガエキスに含まれるポリフェノールの一種であるポリメトキシフラボノイドに分類される「ジメトキシフラボン」「ペンタメトキシフラボン」がそれぞれ複数のタイトジャンクション構成タンパク質を制御し、タイトジャンクションの強化および腸管バリア機能を増強することを明らかにした。これにより、健康・美容増進効果が期待できる。
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黒ショウガ
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