love passport mila
Image by: Sparty
D2C美容スタートアップ企業のスパーティー(Sparty)と、フィッツコーポレーション(以下、フィッツ)が協業し、パーソナライズフレグランス「ラブ パスポート ミラ(love passport mila)」をローンチした。フィッツの主軸ブランド「ラブ パスポート」の新ラインとして展開。ブランド公式サイトで販売している。
フィッツが15歳〜69歳の男女2400人を対象に調査したところによると、「好みに合った香りを見つけるのは難しいと思っている人」は40%、「新たに見つけたいと思っている人」は50%以上と、新しい香水に興味はあるものの、商品選びに困難があることが分かった。そこで、パーソナライズとD2Cを掛け合わせオンラインで”自分にあったもの”の商品選びをサポートするスパーティーと協業し、さまざまなフレグランスを手掛けてきたフィッツの知見を融合することで、新たな香りと出合い、生活の一部として寄り添い楽しんでもらえるような香水作りを実現する。
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サービス名の由来となる「mila」は、一人ひとりの完成や好みに合わせて、好きを香りで表現する「仮想コーディネーター」。香りという目に見えないものへの悩みを、「親友のような相談相手」である「mila」と分かち合うことで、新たな自分に出合うような体験を提供したいという思いが込められている。
利用時は、オンライン上で好きな香りや苦手な香り、使いたいシーンなどの質問に回答。答えをもとにオリジナルブレンドでパーソナライズされたオードトワレ(7.5mL)とボディオイル(40mL)のセットが毎月届く定期配送サービスとなっている。価格は初回が税込4268円、2回目以降は同6138円。初回購入時はレザーケースとパスポートに見立てたフレグランスガイドブックを同梱する。ガイドブックには基本的な使用方法からリタッチするタイミング、シーン別に適した活用方法まで、52ページに渡り香りとの付き合い方を提案。また、届いた香りに対するフィードバックを受け付け、次回以降に新たにパーソナライズした香りを届ける。
オードトワレは、サトウキビ由来の植物性アルコールを、ボディオイルには8種類の植物をブレンドしたナチュラルオイルを採用。穏やかな香り立ちでレイヤードしやすい香調にすることで、肌に優しくまとえる香りに仕上げたという。
スパーティー代表取締役の深山陽介氏は「ヘアケアの『メデュラ(MEDULLA)』や、スキンケアの『ホタル パーソナライズド(HOTARU PERSONAILZED)』を展開する中で、オンライン上で自分にあった香りを選ぶ困難について意見を寄せられ、香りに対するニーズの高さを感じていた。そこでフィッツさんの知見と、我々のパーソナライズとD2Cのビジネスモデルやマーケティングの経験を活かせば、そのニーズを満たせると考え協業が実現した」と経緯を説明。
フィッツの取締役で今回の事業担当である宗末健太郎氏は、「当社は長年フレグランスを展開し、世に広める使命を担って活動してきたが、香りというものは試さないと買いにくかったり、自分に合うものを探しにくいといった困難も抱えており、リアル店舗での展開を続けてきた。そんな中、コロナ禍で取引先の店舗が休業し、売上が前年比50%を割るほど落ち込むなど、新たな販売方法を模索しなければならない局面だった。そこでスパーティーと協業することで両社の可能性を広げ、お客さまにとってもより良いものを提供できると確信した」と語った。
さらに、フィッツ代表取締役の富樫康博氏は「女性の場合、元々香水をつける習慣のある方でも、妊娠や出産といったライフステージの変化で香水をつけなくなり、その後も習慣が戻らないままという方がいらっしゃる。そうした方々にも寄り添えるブランドにしていきたい」と述べ、一人ひとりに寄り添う新しい形のフレグランスを発信。
今後は、「香りは実際に香ってみることも大切だ」とし、リアル店舗の開設も目指し、リアルとデジタルの融合を図るとともに、海外展開も視野に入れる。なお、段階的に「ラブ パスポート」はミラに移行する。
■ラブ パスポート ミラ:公式サイト
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love passport mila
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