世界最大の仏コスメ企業のロレアルが、北アジアゾーン(中国本土、日本、韓国、香港、台湾)において、事業所、工場、流通センター、リサーチ&イノベーションセンターの全事業拠点でのカーボンニュートラルを達成した。グループ内で世界初。
北アジアゾーンは、グループ内で2番目に大きな地理的ゾーンであり、2021年には世界売上高の約30%を占めるエリア。ロレアルは同ゾーンにおいて、再生可能エネルギーのオンサイト発電、多様な再生可能エネルギーソリューションを採用した施設の設置、現地の再生可能エネルギーを調達する方法の追求などの施策や戦略アプローチを採用してきた。
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今回の達成について、ロレアル北アジアゾーンのプレジデント兼ロレアルチャイナの最高経営責任者(CEO)のファブリス・メガルバンは「国連は、すべての国・都市・組織がネットゼロに向けた計画を採用すべきであると警告している。ロレアル北アジアゾーンはこの課題に対し真のリーダーシップを発揮する。」と述べた。また、ロレアル北アジアおよび中国事業を担当するシニアヴァイスプレジデントであるパンカジュ・グプタは「北アジアにおけるロレアルの各製品は、カーボンニュートラルな工場や倉庫で製造・保管される。今後は業界のバリューチェーン全体におけるCO2排出量の削減に向け、ステークホルダーとの協力を推進していく。」と地球環境に配慮した次へのステップを語った。
ロレアルは、2030年までにすべての温室効果ガス排出量を2016年比で25%削減し、2050年までに排出量をネットゼロにすることを目指す長期目標としており、今後さらに包括的でサステナブルな社会に向けてエコシステムの強化を目指していく。
■ロレアルグループ:公式サイト
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