東レ 公式サイトより
東レが、衣料・産業用の各分野へ販売するナイロンやポリエステルといった一部の素材を7月出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は1kgあたり20〜80円。1月出荷分と5月出荷分でも値上げを行ったため、今年だけで3回目の価格改定となる。
対象となる繊維は、ナイロン6やナイロン66、ポリエステル、アクリルなど10品目。値上げの理由として、世界的な景気回復に伴う需要増加やロシア・ウクライナ情勢を受けた原油価格の高止まり、急激な円安進行の影響による粗原料価格の高騰に加えて、副資材、燃料エネルギー、運輸費といったコスト増を挙げた。同社は中期経営課題「プロジェクト AP-G 2022」において、固定費や比例費の項目について徹底的な削減や効率化に取り組んでいるが、安定した品質での商品供給や高付加価値品の開発といった生産基盤の維持の観点から値上げに踏み切ったという。
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