三越伊勢丹が7月1日、夏のクリアランスセールを開始した。期間は7月5日まで。2020年夏は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、フロアやブランドごとにスタート時期をずらして段階的にセールを実施したが、昨年からは通常通り足並みを揃えての実施となっている。
伊勢丹新宿店の開店前の待ち列は2120人で、2021年と比較して43%増加。コロナ禍以前の2019年と比較すると42%の減少となった。例年は開店時間を数十分前倒ししていたが、今年は昨年と同じく開店時間に変更はなく、本館メンズ館ともに通常営業と同様10時に客入れが始まった。
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午前6時半から本館の行列先頭に並んでいた長崎県在住の60代女性は「ミナ ペルホネンの商品を目当てに来た。遠方からなので前日入りしたが、朝早くきたら誰もいなかった。3年ぶりのセール参加なので懐かしい気持ち」と目を細めた。メンズ館の先頭客は都内在住の20代男性で、午前9時に到着したという。「購入品は決めていないが、商品ラインナップを見て判断したかったので開店前に並んだ。良いものが見つかれば」とコメントした。
開店前の本館正面玄関の様子
Image by: FASHIONSNAP
今年のクリアランスセールは過去最短となる5日間で開催。同社の広報担当者は「昨年は12日間かけて実施したが、今年は5日間に凝縮することでセールとしてわかりやすく打ち出すことを目指した。来年以降は今年の状況などを鑑みて判断する」と話す。コロナ禍以前と比べると客足は完全に戻ってはいないが、「ECもあるので必ずしも店頭で購入してもらおうとは考えていない。お客様の買い物の選択肢を増やし、満足度向上に繋げられたら」とコメントしている。
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