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日経リサーチが、1都3県の商業施設約700ヶ所を対象に利用実態を調査した「商圏センサス」首都圏版から2022年春の最新データを発表した。各施設の利用率に着目した集客力ランキングでは、西武池袋本店が2020年秋の調査以降、4期連続で首位となった。
今回の集客力ランキングは2021年3月に実施した同調査の結果と比較して算出。2位は伊勢丹新宿店、3位は渋谷ヒカリエが入り、昨年のランキングと同順位を維持した。4位は京王百貨店新宿店(前回14位)、10位にルミネ新宿店(前回16位)がそれぞれ10位圏外からのランクアップとなり、新宿エリアの商業施設は5位の小田急百貨店新宿店を含む合計4ヶ所が上位10位にランクインした。京王百貨店新宿店とルミネ新宿店では主に化粧品や婦人服の買い物を利用目的とする20代以下の女性客の増加が顕著で、コロナの感染状況が落ち着いたことで消費者の外出意欲が高まっていることが考えられる。なお、同エリアは11位以下の施設も順位の上昇が目立っているという。
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10位以内の施設は新宿や池袋を中心にターミナル駅が占めた。一方で、昨年6位だった銀座三越をはじめ、銀座・有楽町・日比谷エリアの施設はランク外となっていることから、「電車を乗り継いで訪れる人が多い超都心エリアは客足の回復が遅れている」と分析している。
■商業施設 集客力ランキング ※()内は昨年の順位
1位 西武池袋本店(→1位)
2位 伊勢丹新宿店(→2位)
3位 渋谷ヒカリエ(→3位)
4位 京王百貨店新宿店(↑14位)
5位 小田急百貨店新宿店(→5位)
6位東武百貨店池袋店(↑7位)
7位 池袋サンシャインシティ(アルタ、アルパ)(↓4位)
8位 御殿場プレミアムアウトレット(→8位)
9位 そごう横浜店(↑13位)
10位 ルミネ新宿店(↑16位)
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