「バイレード」創設者のベン・ゴーラム
Image by: プーチ
スペインのプーチ社が、スウェーデンのビューティブランド「バイレード(BYREDO)」の株式の過半数を取得したと発表した。創設者のベン・ゴーラム(BenGorham)とマンサニータ・キャピタル(ManzanitaCapital)は、ともに株主として残る。ゴーラムはチーフ・クリエイティブ・オフィサーを継続し、マンサニータは長期的な成長とヴィジョンにコミットする。
バイレードは、2006年にスウェーデンのストックホルムに創業。思い出や感情を製品に翻訳した、ゴーラムの創造的で洗練されたクリエイティビティで構成されたキャンドルやフレグランスは、世界中で多くのファンを獲得し約55ヶ国で展開。ホームアイテムやレザーグッズなどのほか、2020年にはゴーラムとメイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)が共同で開発したメイクアップコレクションを発表。今年3月には「シャネル(CHANEL)」のグローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーとして活躍したルチア・ピカ(Lucia Pica)をクリエイティブイメージ&メイクアップパートナーとして迎え、感度の高いコレクションを揃える。
ADVERTISING
プーチのMarcPuig会長兼CEOは、「バイレードは、人々の自己表現を高め、ESGのアジェンダの中で強く意識的なコミットメントを高めるというプーチの目的を完全に強化します。プーチは、消費者との強いつながりを持つモダンでラグジュアリー、かつユニークなブランドであるバイレードの開発に専門知識とリソースを提供します」とコメントし、同社のハイエンドな位置付けを強化。真に心のこもったアプローチを行う。
ゴーラム創設者兼最高クリエイティブ責任者は、「過去15年間でブランドは着実かつ大きな成長を遂げています。ファッションとビューティを擁するプーチとの連携は、バイレードの複数のカテゴリーで、われわれの可能性を最大限に発揮することに役立つと信じています」と語った。
プーチのビューティ事業は、「クリスチャン ルブタン ビューティ(Christian Louboutin Beauty)」や「ニナ リッチ(NINA RICCI)」「コム デ ギャルソン・パルファム(COMME des GARÇONS PARFUMS)」などを手掛け、今年3月に「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のビューティラインをローンチしている。
「バイレード」創設者のベン・ゴーラム
Image by: プーチ
プーチのMarcPuig会長兼CEO
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境