Image by: FASHIONSNAP
グラフィックアーティストのヴェルディ(VERDY)が手掛ける「ウエステッド ユース(Wasted Youth)」が、ビールブランド「バドワイザー(BUDWEISER)」とコラボレーションしたビール缶を5月下旬に発売した。ヴェルディ本人たっての希望により実現したという今回のコラボビールは、自身の思春期の体験に影響を受け、全国展開に至ったという。ビールの大量生産に込められた想いと、自身の今後の目標とは?
ヴェルディは、バドワイザーのロゴをパロディソースにしてウエステッド ユースのロゴを製作。4年ほど前にバドワイザーからコラボの連絡を受けた際は「最初は怒られるかと思った」という。元々はバドワイザーをテーマにしたアパレルやアートの製作を持ちかけられたが、ヴェルディが「ビール缶をやりたい」と希望したことでコラボパッケージが実現。直後に新型コロナウイルスの感染が拡大したため企画は延期となり、今年に入り事態が収束の兆しを見せ始めたことで製品の発売に至った。ヴェルディは「ずっとやりたいと思っていたコラボが実現し、夢のような気持ち」と率直な想いを語った。
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これまでウエステッド ユースは数量限定でアイテムを展開してきた。コンビニや量販店などで販売されるのは今回が初となるが、大量生産はヴェルディが希望したことだという。「中学生くらいの頃にNIGO®さんがペプシコーラとコラボしていた。当時はアメ村のお店に並んで入店しても人気の商品が何も売られていないという状況が多々あったので、雑誌に載っていてもコンビニで買うことができるNIGO®さんのコーラがすごく印象に残った。今回はビールなので未成年の人は買えないが、当時の僕にとってのコーラと同じように、多くの人がストリートカルチャーやファションに興味を持つきっかけになれば」と大量生産を望んだ理由を明らかにした。
Image by: FASHIONSNAP
NIGO®といえば、ヴェルディは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」とNIGO®によるコラボレーションコレクションのロゴを手掛けるなど、近年取り組みが増えている。ヴェルディはNIGO®について「ファッションを好きになった時に雑誌で見てから憧れていた。ずっとその気持ちは変わらない」とし、共に仕事をする機会が増えたことには「初めての時と変わらず毎回すごく嬉しい気持ちで、ワクワクしながら仕事させてもらっている」と話した。
バドワイザーとのコラボやNIGO®との協業を実現させたヴェルディだが、今後は「3Dアニメーションの映画を作ってみたい」と話す。「友人がデザインした服を着たキャラクターがエキストラで歩いていたりとか、音楽製作を友人にお願いしたりとか。みんなで一つのものを作り上げるのが好きなので、3D映画は今の自分がやりたいことの集大成になると思う」と新しい目標を掲げた。ストーリーの構想も既にあり「面白くなるのでは」と自信を覗かせる。夢を一つずつ現実にしていくヴェルディの、次なる一歩に注目が集まる。
Image by: Saeka Shimada
■VERDY × Budweiser
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