イオンモール幕張新都心(2013年撮影)
Image by: FASHIONSNAP
日本ショッピングセンター協会が、「SC白書2022」を公開した。
同書によれば、2021年に新規オープンしたショッピングセンター(以下、SC)の数は24、総店舗面積は51万4176平方メートル、総テナント数は1443店舗。2019年には46、2020年には41のSCがオープンしたが、2021年はそれらの約半分にとどまった。これは東日本大震災の影響でオープン数が落ち込んだ2012年を下回り、過去最少となっている。
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また過去3年にオープンしたSCとの比較においては、業種別構成比の違いが顕著であった。オープンSCの総テナント数に占める「衣料品」の割合は、2018年が18.9%、2019年が18.0%、2020年が17.1%であったのに対し、2021年は12.9%に減少。同協会は要因として、コロナ禍とそれに伴う売上不振から衣料品テナントの出店が難しくなったのではないかと分析している。同じくコロナ禍で営業が制限されることも多かった「飲食店」の割合も2020年の24.0%から19.4%に減少している。一方、サービステナントの割合が21.3%から25.2%に増加した。
2021年末での総SC数は3169、総店舗面積は5430万2789平方メートル、総テナント数は16万3992店舗。総売上高(2021年推計)は25兆8392億円となっており、2020年比で3.8%増、新型コロナウイルスの影響を受けていない2019年比では19.2%減となった。
■日本ショッピングセンター協会:公式サイト
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