Image by: FASHIONSNAP
榎本実穂が手掛けるデニムブランド「リヴィントーン(LIVINGTONE)」が、2022年秋冬コレクションを発表した。「お洒落をして外に出かけてほしい」という想いを込めて、コロナ禍の終結を意識した「ナイトアウト」というメッセージを打ち出したデニムパンツを展開する。
リヴィントーンは、榎本が「ドレスとしてのデニムトラウザー」をコンセプトに立ち上げたブランド。着用することでカジュアルダウンではなくカジュアルアップする現代的なデニムパンツを展開している。
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新作コレクションでは、昨シーズンで好評だったストレートパンツのディテールを踏襲しつつフレアパンツに仕上げたアイテムや、膝部分にギャザーを入れることでロングスカートのようなシルエットに仕立て「ドレスを着るような感覚で着用できる」というワイドパンツなど「どこから見ても美しい」ことを意識して製作した6型をラインナップ。榎本は「とりあえずデニムを合わせる」という選択に違和感を持っていたといい、コーディネートの主役になることができるデニムを揃えた。
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2021年秋冬コレクションでデビューしてからまもなく1周年となる同ブランドは、コロナ禍でのブランド始動だったものの、売上は堅調に推移。榎本は「デニムが市民権を得て通年売れるようになったほか、オフィスでも着用できるトラウザーよりのクリエイションが奏功したのでは」と分析する。
現在はセレクトショップへの卸売をメインに展開しているが、海外にも目を向ける。榎本は「高身長の自分が着用できるよう丈をしっかりと確保しているので、海外でも展開しやすいと思う」とした上で、「オールジャパンメイドにこだわって製作している。日本のデニムのクオリティを世界にアピールして、衰退しつつある日本のデニム産業を支援したい」と話す。また、ウィメンズ向けブランドではあるものの、最近はメンズの顧客も増えており、ユニセックスで着用できるアイテムの展開も継続する予定だ。
■リヴィントーン:公式サイト
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