伊勢丹新宿店
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三越伊勢丹ホールディングスが4月26日、持分法適用関連会社であるエムアイフードスタイル(以下、IMFS)の発行済株式数の66.0%を再取得し、IMFSを子会社化すると発表した。同社の株式再取得に伴い、2023年3月期第1四半期連結決算において「段階取得に係る差益」として約39億円を特別利益に計上する予定。
IMFSはスーパーマーケット・小売・専門店業、食品製造、卸売を手掛けており、高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」を運営している。三越伊勢丹ホールディングスは、2018年4月にスーパーマーケット事業分野において改革の実績をもつ丸の内キャピタルが管理・運営するファンド(以下、「丸の内キャピタル」)にIMFSの一部株式を譲渡したが、丸の内キャピタルの経営改善手法や高質系食品小売業に対する知見やノウハウなどを活用して進めてきた事業再生計画に一定の目途が立ったことから、今回IMFSの株式の再取得に踏み切ったという。現在、三越伊勢丹が保有するIMFSの株式比率は34.0%。今回、丸の内キャピタルが管理・運営するファンドの全保有株式を取得し、完全子会社化する見通しだ。IMFSの2021年3月期の売上高は428億円。
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また三越伊勢丹ホールディングスは同日、2022年3月期の通期連結業績予想の修正を発表。まん延防止等重点措置延長の影響などにより、売上高は2月に公表した予想から70億円下回る4180億円としたが、繰延税金資産を計上することや収支構造改革による販管費の削減、持分法投資利益の増加により、2月予想から営業利益は25億円増の55億円、経常利益は50億円増の90億円、親会社株主に帰属する当期純利益は50億円増の120億円に引き上げた。
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