LVMHグループの投稿より
ロシアによる侵攻を受けているウクライナへの支援の輪が広がっている。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などを展開するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMHグループ)は「最初の緊急寄付金」として、赤十字国際委員会(ICRC)に500万ユーロ(約6億4180万円)を寄付すると発表。「グッチ(GUCCI)」を擁するケリング(Kering)グループは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に多額の寄付を行うと表明するなど、ファッション業界でも支援の動きが出ている。
LVMHグループはウクライナに150人の従業員がいるという。同グループは寄付金の提供のほか、ICRCを支援する募金キャンペーンを開始すると発表。昨年にはグローバルな緊急財政支援を行う「LVMH ハートファンド」を設立しており、今回の紛争に影響を受けた全従業員に対して経済的・精神的な支援を提供していく考えを述べた。
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ケリングのほか、「マルニ(MARNI)」などを展開するOTBグループもUNHCRへの寄付を発表。バーバリー(BURBERRY)は英国赤十字社への支援を明らかにしている。また、ブルームバーグ(Bloomberg)の報道によると、同社はロシアへの出荷を一時停止することを決断。こうした抗議の姿勢は他社でも示す動きが出ており、H&Mグループもセーブ・ザ・チルドレンとUNHCRへの寄付に加え、同国での販売を一時的に取り止め、店舗の休業を公表した。
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