便利で快適、そして無料
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つい先日、原宿駅からすぐ、ほぼ直通の商業施設WITH HARAJUKUで無料で使える神リモートワークブースがあるというツイートがバズっていた。
目から鱗のTweetを見て表参道・原宿の情報を発信しているメディアとしては、こういった情報をいち早くピックアップしなければならないのに、と一抹の悔しさを感じながらも、シンプルに「使ってみたい」という思いに駆られた。コロナ禍でリモートワークが増えたことにより、課金制のブースが設置されている駅も多い。原宿の街にあるWi-Fiとコンセント完備のスポットをまとめた記事はOMOHARAREALでもよく読まれている。それほどに需要があるのだ。そこで、WITH HARAJUKUとコンタクトを取り、その使い心地を体験させてもらった。
WITH HARAJUKUの正面から進んでいくとIKEAとUNIQLOが並ぶ対面、中央エスカレーターの脇に、ひっそりと佇む2つのブースを発見!存在を知らなければ見逃してしまうかもしれない。時間帯はお昼の12時から13時ころ。運良く使用している人はいなさそうだ。
近づいてみると、なかなかの存在感。家具のようなしっかりとした作りと、丸みを帯びたデザインが柔らかな印象で、親しみが沸く。
ファブリックで包まれた、半個室のブースには照明とコンセントを二口完備。全体の横幅はそれぞれ1m。デスクスペースは85cm〜90cmほどだろうか。
早速、使い心地を確認するために、フルセッティングしてみた。
ラップトップに充電器、iPhone、ヘッドフォン、タンブラーやA4サイズのクリップボードを置いても十分余裕がある。
Wi-Fiも完備され、利用法はメールアドレスを登録してログインするだけ。Wi-Fiの使用は60分×1日3回まで、つまり3時間まで使える。もちろん自分でモバイルルーターを持ち込んでもいいが、長居するというより緊急避難的な使用や、必要な作業をポイントで行うといった需要が高そうなので、使用制限があっても問題ないだろう。
反対側から見るとこんな感じ。囲まれているというよりは包まれる構造で、完全個室ブースのような窮屈さも感じられなかった。吹き抜けのガラスを背にしているので丸見えになるということはない。
WITH HARAJUKU館内のBGMも小さめなので、環境音は気にならない。ソファのようなファブリックもなんだか安心感がある。
せっかくなので、WITH HARAJUKU共用部の運営担当者にも話を聞き、案内をしてもらった。ここはそもそも、3Fにあるレンタル&コワーキングスペース「LIFORK 原宿」(3月8日までは「バンクシー展 天才か反逆者か」を開催中)とともに自由な働き方を推進する取り組みの一環なのだそうだ。「体験から、WITH HARAJUKUに興味を持って、お店に立ち寄ってくれたら嬉しい」と担当者は言う。
開放したブースはビジネス利用だけでなく、高校生がTikTok撮影をしていることも多いとのこと。利便性の高さもさることながら、多様な年代が自由な使い方をしているというのは素敵だ。実験的な試みの中から、街を盛り上げてくれる企画や商品が生み出されるかもしれないし、ひょっとしたら未来のスーパーTikTokkerがここから生まれるかもしれない。
“未来を紡ぐたまり場”というコンセプトを掲げるWITH HARAJUKUでは、共用部を利用し、原宿を訪れる人に活用してもらうかたちで、ブースだけでなくベンチを設置したり、2F〜3FのテラスやB1の広場で企業やブランドともコラボしてさまざまな取り組みを行っている。貸し出しが可能な“たまり場”として現在一般のコンテンツ案も募集中。アイデアがある人はエントリーしてみてはいかがだろうか。
実際にブースを使ってみた感想は非常に快適だった。カフェだと周囲の音や他のお客さんの存在が気になってしまうかもしれない。しかし、このブースなら防音とまではいかないが遮音性もあり、視界も遮られるため作業に集中できる。Wi-Fiのスピードも1時間程度のブラウジングのみではあるが全く問題はない。
外で過ごしやすい季節になれば、利用する人や利用時間もさらに増えていきそうだ。設置されているのは2台だけなので空いているタイミングはラッキーかも。ワークスペース難民になる前に、優先的にチェックすべきスポットである。
編集部のオフィスは原宿にあるものの、気分を変えて仕事がしたくなったときや休日に周辺で作業することになったら、率先して使いたいと思える場所だった。トイレなどの館内施設も使える上、スターバックスラテとIKEAのフードを片手に、仕事が捗ること間違いなしである。
■概要
WITH HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30
営業時間:7:30-23:30(店舗により異なる)
リモートワークブース利用可能時間:WITH HARAJUKUに準ずる
URL:WITH HARAJUKU オフィシャルサイト
共用部コンテンツ募集詳細ページ:WITH you Supported by WITH HARAJUKU
共用部やレンタルスペースについての詳細は下記:
WITH HARAJUKU HALL
WITH HARAJUKU SPACE
LIFORK原宿
Text:Tomohisa Mochizuki
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